ここあコテージⅡ

鳥撮り、ガーデニング、手作りした物などを紹介します。

念願のハクガン②成鳥と幼鳥

2020-03-07 06:30:19 | 

昨日のハクガンの続きです。

 

今日は、もっとハクガンに近寄ってみたいと思います。

 

みんな一所懸命に食べているので、

なかなか顔を上げてくれないのです。(^^;)

 

手前にいるのはマガンです。

 

 

 

 

成鳥は体も顔も真っ白。

嘴は薄いサーモンピンクで、顔は白鳥に似ています。

 

尾は白く、初列風切の先端が黒いです。

 

 

嘴に落ち穂の藁がくっついていますね。

 

 

真ん中の黒い個体は幼鳥です。

成鳥とは全く違う姿に驚きますよね。

 

 

この子は顔が灰色ですが、若鳥なのだと思います。

 

 

 

みんな、おちりを向けて必死で栄養補給中。

今年は暖冬で雪がないので、餌が見つけやすいです。

マガンも入り混じっています。

 

***

 

娘も見たいというので、次の日の朝早く

同じ田んぼに行きましたが、いませんでしたが、

少し離れた田んぼにいてくれました。

 

前日と同じグループかもしれません。

 

 

美しいなあ・・・

 

 

この子たちもまもなく北へ向かうでしょう。

 

秋にまた会えるかどうかわかりません。

鳥とはいつも一期一会ですね。

また元気に戻っておいでね~!

 

 

*ハクガン(白雁)*

カモ目カモ科

全長66~84㎝

北海道、青森、秋田など日本海側の湖沼に逗留。

暗色型(アオハクガン)もある。

 

*今回はアオハクガンは見当たりませんでしたが、

県内の別の場所では、アオハクガンの観測も

報告されています。

 

 


念願のハクガン①飛翔

2020-03-06 06:41:20 | 

おととい、出かけた先から戻った夫が言いました。

「さっき近くの田んぼで、小さめの白鳥を見たよ。

鴨と一緒にいた。見に行ってみたら?」

 

「小さめの白鳥?! 鴨も一緒?」

(白鳥と鴨なら、ずっと見てるし、今行かなくてもなあ。と

思っていたのですが、近いので行く事に。)

 

 

すると、どうでしょう!

行ってみたら、小さめの白鳥に見えたのは、

なんと念願の「ハクガン」、「鴨」はマガンでした。

(夫は何回も私と鳥見をしているのに

なかなか見分けられないです。笑)

 

これはごく一部です。数枚の田んぼに群れがいました。

軽く見ても200羽以上はいたと思います。

確かに遠くからだと白鳥と勘違いしますね。

 

今回は飛翔や風景とのコラボです。

 

近くの山々とコラボ

 

 

この日は曇りだったので、残念です。

真っ青な空に飛ぶハクガン、すばらしいでしょうね。

 

鉄塔の近くを飛ぶハクガン。

巨大な人工の建造物とハクガンは似合いますか?

(私はあまり好きではありませんが。^^;)

 

八甲田連峰がかすかに見えます

(あー、やはり青空が欲しかったです!)

 

 

 

鶴を小さくしたようなハクガン。

白と黒のコントラストが美しいです。

 

 

 

ハクガンは南からも、

 

北からも、交差して飛び交います。

 

 

 

白鳥にも似て、優しいお顔ですね。

 

 

 

ようやく仲間のところに降りたのでした。

この子たちは、マガンたちよりのんびりで、

私に気づいても、マガンだけ飛んでいってしまい、

この子たちは食べ続けていましたよ。

 

***

 

たくさんの情報を頂き、ハクガンを探し回った時は、

全く見つかる事もなかったのに、

鳥の事は全く知らない夫の一言で見つかるとはね。 

あの努力の日々は何だったのか!と苦笑してました。

 

県内では、青森市郊外で5,6羽が確認されたと

地元紙に紹介されていたのですが、

ここで、こんなに大勢のハクガンとは驚きました。

もしかすると、地元にいたハクガンではなく、

秋田の大潟村あたりから来たハクガンだったのかも。

あちらには1000羽くらい長逗留していたようですよ。

 

 

続く。

 

 

 

 


キビタキの話

2020-03-05 05:36:58 | 

最近、なかなか鳥撮りが思うようにできないので、

紹介する写真もなくなってしまいました。

そこで、最近聞いたお話を書こうと思います。

 

 

(これは私が2018年夏にいつもの公園で撮影したキビタキです。)

 

「キビタキにまつわるお話」

 

連絡船・洞爺丸が津軽海峡で、

1954年(昭和29年)に

台風によって沈没し

犠牲者が多く出ましたが、

その同じ日に北海道で子育てを終えたキビタキが

津軽海峡を南下していたそうです。

その時、多くのイカ釣り船が漁をしていました。

海が荒れてきたので、船長らは漁火を消し、

猛スピードで下北半島へ帰ろうとしました。

 

ところが、田畑さんという船長の一人は、

航行中に鳥の声を聞きました。

数千羽ほどのキビタキが海面すれすれに飛んだり、

波にさらわれたりしています。

鳥たちを助けようと、船はスピードダウンし、

漁り火を点けっぱなしにして(これは危険だそう。)

キビタキを集め、マストやブリッジなどにびっしりと

止まらせたまま下北に向かいました。
 

キビタキたちは陸地が見えると次々に飛び出し、

無事に渡れました。

最後の1羽が飛び立つまで、

田畑さんは見守っていたそうです。

この日以来、田畑さんは「キビタキ船長」と

呼ばれるようになったとのこと。

 

 

田畑さんが亡き後も、

漁師達にこの精神が受け継がれているそうですよ。

 

 

この話を聞いて、本当に感動しました。

こんな方が県内にいらっしゃった事すら知りませんでした。

危険を冒してまで、小鳥を助ける事は

普通できることではありませんよね。

すばらしいなと思いました。

 

それと共に、海を往来する鳥たちの過酷さを

改めて思わされました。

これから、白鳥や雁、鴨たちの渡り鳥たちは北へ帰り、

逆に今度は夏鳥たちが南から日本に渡って来ます。

こんな厳しさを乗り越えて日本に来るのだから、

鳥に出会ったら、「よくがんばって来てくれたね」と

励ましの一声をかけてあげたくなりました。

 

 

 

 


コハクチョウとシジュウカラガン

2020-03-04 05:54:27 | 

昨日の続きです。

マガンやヒシクイのいた場所から少し離れた所に、

コハクチョウとシジュウカラガンもいました。

 

・・・が、しかし!

 

雪国には雪や強風を避ける為の「防雪柵」というものが、

人家のない、広い田んぼに面している国道などに備え付けられており、

雪がなくなるまでそのままで、たたまれる事はありません。

それで、田んぼの風景は見渡せず、一部の農道は通り抜けできず、

探鳥には非常に不便な面があります。

(白鳥、雁類は特に。)

 

この写真は、防雪柵の隙間から写したものです。

(ここは専用の駐車スペースなので安全な場所です。)

 

せっかくシジュウカラガンが居たのに、

ここは、田んぼには入れません。

反対側にも行けないような田んぼです。

 

 

たくさんのシジュウカラガンとコハクチョウがいました。

防雪柵が防御になって、この子たちにとっては、

安心できる餌場かもしれませんね。

普段は、遠くの畦道に車が近づいただけで、

飛び立ってしまう雁たちですから。

 

私がカメラを向けても気にせず(気づかず)、

黙々と食べている様子です。

 

あ、コハクチョウにちょっと気づかれたかな?

「あんた、ナニ見てんのよっ!」 saidコハク

 

 

雪国での探鳥には、こんな事もありますよ、

というのが伝わるかなと思って、

あえてこんなポンコツ写真を載せました。笑

 

***

 

県内でも29人が検査を受けて陰性と

診断されているそうです。

(昨夜のニュースより)

まだ油断できませんが、陰性のままならいいですね。

これ以上の感染拡大にならないことを祈ります。

 

 

 


ヒシクイの群れ&マガンの飛翔など

2020-03-03 06:20:01 | 

昨日のお休み、ハクガン目当てに探鳥しましたが、

やはり鳥ですもの。いつも同じ地域にいるとは限りません。

結局、他の雁類はたくさんいましたが、

ハクガンには一度も会わずじまい。

 

ここにはヒシクイが多く、マガンは少数でした。

 

ヒシクイの群れ。

ヒシクイとヒシクイが重なり、

首がハート型のように見えます、、、ね?

 

別のヒシクイ。

 

 

真ん中がヒシクイ、右側はマガンの群れ。

ヒシクイが嘴を汚してたくさん食べているようですね。

今年の田んぼは雪解けが早いから、

餌もたくさんあって、嬉しいでしょうね。

 

ヒシクイのかいかい~  笑

(雁のこんな姿は初めて見ました。)

 

 

少し移動して、塒の近くへ行くと、

塒の湖からの往来で、マガンの飛翔が見られます。

南から

 

北から

 

 

空には一部に虹のような光が見えました。

恐らくマガンの群れでしょう。

 

こんな往来を繰り返しながら、

完全にシベリア方面に帰る日が近づいている感じです。

 

ハクガンは、まだ居るのかもしれません。

今度は別の地域からの情報がありました。

(あちこちには行けないから、残念です。;;)

 

 

***

 

 

マスク転売、陽性と知っていながら旅行やジムへ行く

(これが一番理解不能!)、

根拠の無いデマを飛ばす、買い占める。

これは、自分の事しか考えていない結果ではないかと。

 

こんな感染症を精神論で解決・終息できるとは

思った事はありませんが、今回ばかりはつくづく感じました。

 

一人一人が、他の人の事を考えていたら、

上のような事態にはならないでしょう?

一日も早く解決や終息を願うならば、

自己中な考えを捨てて、他の人の事を考えてあげれば、

案外早く終息するのではないでしょうか。

 

他者への愛(思いやり)が試されている気がします。

 

それと、中国政府が国民に対して、

野生動物を食べるな、という命令を出したみたいですね。

これ、良かったと思います。

(ただし、本当に徹底されるかは未知数とか。)

 根源が解決しないと意味がないですから。

(陰謀説もあるみたいですが、これも流言かも。)