I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

SCUGNIZZO!;スクニッツォ 飯田橋イタリアン

2013-04-13 11:46:37 | RESTAURANT

 

 

 

友人に頼まれたセールチケットを送ろうとしたら、どうしてもと

軽く食事する約束をしたので、前から行ってみたかった飯田橋のイタリアン

「SCUGNIZZO スクニッツォ」を予約

 

休日にwalkingする時など、この店の前を通ると、

「ここ、きっと美味しいよな~」

鼻をむずむずさせながら思っていた

 

地下にある店内は天井が高く、広々としていてなかなか居心地がいい印象

ところがあたりを見回してびっくり

年配サラリーマンが8割を占める客層

新橋か

残りの客もおそらくこのあたりの会社員で中年女性と仲間たち

うーん、あがらない

目を背けたくとも窓がないから、携帯か、メニューを見つめるしか逃げ場がない

 

気を取り直してグラスシャンパンを頼むと、スパーリングしかない

 

しかも、誰もオーダーをききにこないし、呼ばないとメニューを持って来ない

一人単価6000円~7000円平均の店でナイスなサービスを求めるのはお門違いと

言われればそれまでだが、こちらも決して裕福なわけではなく、一週間の疲れを労おうと

選び出した店がこの店なのだ。

 

先日、NHKのプロフェッショナルで、

世界各国の高級レストランやホテルの給仕たちが

テーブルサービスの技術を競う世界大会「クープ・ジョルジュ・バティスト」

で見事優勝したジョエル・ロブションの宮崎辰さん(35)の密着取材を見た。

見終わってとても心地よい気持ちになった。

どんな仕事でも一流を目指し、手を抜かずに臨む姿は見る者に好感を抱かせてくれる。

こういう人のひとかけらでもいいから、スマートな接客を学ぶ気持ちはないのか。。。

憧れたりしないのか。。。

 

そして、この後、もっと恐ろしい悲劇が襲いかかることをまだ知る由もなかった

 

なんと、どうしてもと言った友人がこの日の約束をすっかり忘れていたのだ

やっと連絡がとれ、店に着いたのは約束の時間より2時間遅れの21時

共通の友人がもう一人いてくれたから良かったものの、後味の悪い食事となった

 

孔子の格言「道を同じくせざる者を友とするなかれ」

ものの見方や考え方、志が同じ方向を向いていること、

収入や社会的地位も同じランクにいる、

もしくは、”ウマが合う”

馬に乗っていても同じ歩調で歩ける友とつきあうべきという教えだ

 

そうそうスクニッツオは、料理はそこそこ美味しい

ヤリイカと菜の花、トマトの前菜

全体にほんのり味がついているが素材の味を残していてさっぱりしている

 

炭火焼レバー

中がレアで臭みもなく血の気たっぷり

貧血にはもってこい

 

スタッフおすすめの定番パスタ

カジキマグロのトマト味

普通に美味しいが自分でも作れそうだった

 

これは、ヒット

高知の自然放し飼い鶏”土佐ジロー”

弾力があって美味

 

 

邱永漢が繰り返し言う、「友達はどんどん開拓すべき」

新しい取引先で気の合う人たちや、ふとしたきっかけで知り合う人々

それから、自分よりも若くて元気な人

運の良い人などなど

 

食を楽しむにあたり、客も重要な要素であること、

一緒に飲み食いする人間は、もっと大切だってこと、

帰り道、一人とぼとぼ歩きながら痛感