東北関東大震災

震災から7日経ちました。


東京は下町で45年目を刻んでおります、いい年こいたおっさんなのですが、

あの日には幸運にも大切な人には危害は無く、被災者ではありませんが、

今回の出来事はかなり衝撃的であったのですよ。


まずは、被災地の皆様には深くお見舞い申し上げます。

亡くなられた方、ご冥福をお祈りいたします。



あの日は、

ビルの谷間で立ち止まっていた時に足元が揺れだし、

揺れが波のように大きくなったり、小さくなったり、

大きくなって、そのまま際限なく大きくなるんじゃないかとか、

周りのビルを見渡し、ガラスが割れて落っこちて来やしないかとか、

どこかの水道管が破裂して、水が噴き出したりとか、

目の前のビルから出てきた初老の男が横で座りこんじゃって、震えてて…

たすき掛けの鞄の紐を握り締めながら踏ん張ってました。

「おさまれ、おさまれ、たのむ、おさまってくれ」

念じてましたよ。



あぁ、やばい奴が来ちゃったのか…

来て欲しくないやばいのが、でかいのが、やっぱり来るんじゃねえか…



このあたりで家族のことを思い出したんです。

マンション９階でひとり暮らしのお袋のことです。

小さな姪っ子の母親である妹、千葉の郊外に住む姉、最後に会社に居るはずの兄。

あれ、この順番って、なんなんでしょうね。



携帯取り出して電話掛けようにも、震えて操作が上手く出来ません…

お袋ん家の固定電話、呼び出してますが、出ません。

お袋の携帯、呼んでますが、やはり出ません。


ものすごく嫌な感じがして、気分が悪くなって、それでも何回かリダイヤルして、


このあたりでやっと

「ここに居てはいけない、家族のもとへ戻らねば、」

と、ようやく動き出したのです。

あと、会社の事とか、向かうはずだったお得意さんとかもやっと意識の中に出てきて、



すると、今度は電話が通じなくなりました。繋がらなくなったんです。

ものすごく嫌な感じが増幅され、もっと気分が悪くなり、無意識に向かうはずだったお得意さんの

ビルに向かったら…



親会社の課長さんが携帯握り締めてるのが視界に入ったのです。

俺が向かうはすだったお得意さんの顔も何人か見えます。

ここでちょっと落ち着きました。

知り合いの顔をみて、なんか嬉しくなったんですね。

ほっとして、お互いの状況を確認して、帰る方角が一緒なので、

電車はどう考えても無理なので、二人でタクシーを捕まえに歩き出したのです。


やることが決まると力が出てくるんですね。







ところで、我が鉄馬。

倒れてませんでした。　エライ子です。褒めてあげましたよ。

バッテリー外して暫く冬眠してもらうんですけどね。





という訳でバイクネタはほんの少しあるんですが、暫くは盆栽になってもらいます