![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/68/fc1c2937deb2eb285db75a3c933f119d.jpg)
ウォルター・デ・マリアの作品。
びっくりするような花崗岩の球体を、何年か前に直島で観た。
地中美術館の作品はその進化版。
安藤忠雄の建築とデ・マリアが創りだす圧倒的な幾何学。
自然光以外はすべて人が創りだしたもの。
コンクリートの階段を上がって、一番上まで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/48/1c28678844b1b5c4c1d8b8a83d8a362a.jpg)
大きな空間、静かな空間というものには、なぜか神聖さを感じてしまう。
しかしここは神殿ではないし、教会でもない。
ただ、圧倒的な人工空間がある。
太古の時代、人が手を入れたもの「人工」であることは、
肉体的にも精神的にも、人々の身を守り、生きる上で不可欠なものだった。
道具や道、祈る場所。
円の直径がとこを計っても誤差は一ミリ以内という大きな球体を前に、
自然について、人がつくりだしていく空間について、
いつもは到底考えないような本質に、あと少しで届きそうな感覚になる。
「タイム/タイムレス/ノータイム」
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