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○ 光をみる ~地中美術館 Naoshima~

2012年03月31日 | 瀬戸内でアートにひたる



   

   ジェームズ・タレルの作品「オープンフィールド」
   
   以前直島を訪れたとき、南寺のジェームズ・タレルの作品を観た。
   暗闇の中でしばらく息をひそめていると、目の前にだんだんと光がみえてくる。

   地中美術館の作品は、さらに光を感じられるようにと、
   光で満たされた空洞のなかに入っていける。
   上下も奥行きもよくわからない空間を歩きながら、からだ全体で光を見る。

   照明がない時代、「光」は万物を照らすものだった。
   光は、ものを照らし出す媒体でみることはできない。
   しかしタレルは、光そのものをみせたいのだ。

   この光の空洞に入ると、ドラえもんの道具で導かれたような感じの、
   まさに「あなたの知らない世界」といった空間にたたずむことになる。

   いろいろ感じる空間だ。

   光に満たされ、よくわからない空間に身を置いたという経験の記憶は
   どんなふうに私の脳を満たしてくれるだろう。
   

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2 コメント

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他人事だけど (アサンの風)
2012-03-31 12:26:03
momo さん
タレルを見てて思ったことが、まさにそれ〝脳を満たす〟なんです。僕じゃないですよ、作品の案内係の方の脳の事です。
四六時中あの空間にいるんですから、この人たちの日常に何か変化はないのだろうか…なんてことがふと頭をよぎりました。
心理学的に、追跡調査したら面白いかもしれませんね!
僕はその後変化なし。凡人です(笑)
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案内係 (momo)
2012-03-31 13:13:44
いやーほんと、白の制服を着て
あの光の空間で仕事をしている人って、いったいどんなことが
日常になるんでしょうね。
あの空間が日常ってのはある意味怖いですね(笑)
来る人の驚きを見るのは楽しいいでしょうけど・・・
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