よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタ ルーメン・テネブライ編2話19

2016-05-04 15:49:34 | 日記
 フォールは仲間だが、彼との間に恋愛感情はない。
 先の事は解らないとは言え、彼との間に子供を作るというイメージは湧かなかった。
 【元のママ】という意味ではどうだろう?
 これも全く意味が解らない。
 悩んでいると、フォールが
「一人で悩んでいてもしかたあるまい。何かあるなら俺にも話してみろ」
 と言ってきてくれた。
「あちしにもお願いニャン」
 とキャトラも言ってきてくれた。
 仲間とはありがたいなと改めて思うキャリアだった。
 彼女は二人に感謝しつつ、頭に強烈にイメージされた【ママ】という言葉について話した。
 三人は改めて考える。
 フォールが何かを思いつく。
「お前につきまとっているFという男、それは関係ないのか?」
「関係ないと思うわ。私の事をまるでゴミでも見るかのように見ている男だもの。私との間に子供をもうけるなんて思わないと思うわ。無理矢理手籠めにでもされない限り、私の方からアプローチをするなんて考えられないし」
「あの男は執着しているんだろ、あの化獣(ばけもの)の事を……それとは関係ないのか?」
 あの化獣とは【クアンスティータ】の事を指す。
 さすがのフォールも恐ろしくて、なかなか素直に【クアンスティータ】の名前が出せなかった。
「怖いこと言うニャン。本当に居るのかニャン?」
 キャトラも怯えている。
 神や悪魔の上層部は明らかにクアンスティータに対して警戒している。
 警戒しているという事は存在するという事でもあるのではないか?

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