今日から北京に出張している。
上海から飛行機で約2時間半の予定だが、いつものように出発が遅れる・・・。
ただ、この遅れるというスタイル、日本と中国では大きく異なる。
日本の場合、搭乗が始まれば離陸するのは時間の問題となるが、中国では搭乗した後が長い。つまり、いつ飛ぶか分からないまま缶詰め状態に置かれるのだ。
今日も結局、1時間に亘る足止めを経て、ようやく離陸となった。
日本からの出張者で飛ぶまで文句を言う人もいるが、中国での生活でこの類のことに目くじらを立てていたら、神経がいくらあっても足りなくなる。
さらに、今回は悪いことに中国の修学旅行生と同便になってしまった。
加えて、座席まで修学旅行生に挟まれた真ん中の席に・・・。
ツイてない日とは、こんなものである。
ただ、ここは割り切って、中国の修学旅行生を観察しようと頭を切り替えた。
こどもの人数は、総勢20~30名、引率者を入れると1バスに収まるかなといった感じ。
大騒ぎするような感じではないものの、日本の修学旅行よりも騒がしい。でも、引率者がこまめに注意するような素振りもない。なかなか公共のマナーが向上しない理由は、こういうところにもあるのかも・・・。
周辺の会話から判断すると、行き先は米国サンフランシスコ、行程は10日間のようだ。
上海からの直行便もあるので、「北京経由のほうがコスト的に安かったのか?」、とか、「もともと日本に行く団だったかもしれない」と、余計なことに頭を思い巡らせた。
中国の修学旅行は、日本と違って希望者のみが対象。
そのため、日本のように各家庭が地道に費用を積み立てるといった習慣が無い。
とはいえ、一人っ子政策が続く中国においては、「小皇帝」への期待は大きく、教育費の負担は日本を凌駕する勢いだ。
この話とも関連するが、本日は北京の大手旅行社と面談の場をもった。
同社は、訪日修学旅行取扱いでは北京最大手の旅行社だが、先般の地震の影響で今夏の修学旅行は全て取りやめになったとのことだった。
やはり、教育関係者・保護者双方の放射能に対する懸念は払拭できないようだ。
上海でも同様の話が耳に入ってはいたが、全て取りやめというのには少々驚いた。
中国全体で考えると、数千人規模の団体旅行がキャンセルの憂き目に遭ったことになるだろう。
ただ、まだ希望が残されているのは、取りやめた学校のほとんどが行き先を変更したりしていないということ。
つまり、それだけ日本への修学旅行の人気は根強いということだ。
大地震、放射能漏れ、計画停電・・・、どれも起こってしまったものは仕方がない。今こそ、日本国民、日本経済の強さを世界に示すべき時と考えよう。
来るべき明るい未来に向かって、いまは根気強く種を蒔く作業に精を出したい。
上海から飛行機で約2時間半の予定だが、いつものように出発が遅れる・・・。
ただ、この遅れるというスタイル、日本と中国では大きく異なる。
日本の場合、搭乗が始まれば離陸するのは時間の問題となるが、中国では搭乗した後が長い。つまり、いつ飛ぶか分からないまま缶詰め状態に置かれるのだ。
今日も結局、1時間に亘る足止めを経て、ようやく離陸となった。
日本からの出張者で飛ぶまで文句を言う人もいるが、中国での生活でこの類のことに目くじらを立てていたら、神経がいくらあっても足りなくなる。
さらに、今回は悪いことに中国の修学旅行生と同便になってしまった。
加えて、座席まで修学旅行生に挟まれた真ん中の席に・・・。
ツイてない日とは、こんなものである。
ただ、ここは割り切って、中国の修学旅行生を観察しようと頭を切り替えた。
こどもの人数は、総勢20~30名、引率者を入れると1バスに収まるかなといった感じ。
大騒ぎするような感じではないものの、日本の修学旅行よりも騒がしい。でも、引率者がこまめに注意するような素振りもない。なかなか公共のマナーが向上しない理由は、こういうところにもあるのかも・・・。
周辺の会話から判断すると、行き先は米国サンフランシスコ、行程は10日間のようだ。
上海からの直行便もあるので、「北京経由のほうがコスト的に安かったのか?」、とか、「もともと日本に行く団だったかもしれない」と、余計なことに頭を思い巡らせた。
中国の修学旅行は、日本と違って希望者のみが対象。
そのため、日本のように各家庭が地道に費用を積み立てるといった習慣が無い。
とはいえ、一人っ子政策が続く中国においては、「小皇帝」への期待は大きく、教育費の負担は日本を凌駕する勢いだ。
この話とも関連するが、本日は北京の大手旅行社と面談の場をもった。
同社は、訪日修学旅行取扱いでは北京最大手の旅行社だが、先般の地震の影響で今夏の修学旅行は全て取りやめになったとのことだった。
やはり、教育関係者・保護者双方の放射能に対する懸念は払拭できないようだ。
上海でも同様の話が耳に入ってはいたが、全て取りやめというのには少々驚いた。
中国全体で考えると、数千人規模の団体旅行がキャンセルの憂き目に遭ったことになるだろう。
ただ、まだ希望が残されているのは、取りやめた学校のほとんどが行き先を変更したりしていないということ。
つまり、それだけ日本への修学旅行の人気は根強いということだ。
大地震、放射能漏れ、計画停電・・・、どれも起こってしまったものは仕方がない。今こそ、日本国民、日本経済の強さを世界に示すべき時と考えよう。
来るべき明るい未来に向かって、いまは根気強く種を蒔く作業に精を出したい。
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