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白川台中央、城ケ丘中央公園内の完成記念碑と竹中郁の歌碑 on 2021-9-15

2021年10月16日 03時30分47秒 | 神戸情報

須磨ニュータウンの6つの団地の中で2番目に古い白川台は昭和45年(1970)10月31日

完成式が挙行されました。

完成式に付随して城ケ丘中央公園内の完成記念碑と竹中郁の歌碑の除幕式が行われました。

2021年9月15日に城ケ丘中央公園内の完成記念碑と竹中郁の歌碑の写真を撮ってきましたので

紹介します。

完成記念碑

上の写真は城ケ丘中央公園内の完成記念碑の遠景

石碑には「白川台 記念碑 神戸市長 宮崎辰雄」と記載されています。

上の写真は石碑の表面

出典:神戸市白川土地区画整理組合編 白川台のあゆみ(神戸市白川土地区画整理事業の記録)

昭和46年8月10日に出版 Page95

上の写真は石碑の裏面

写真では記載内容が判別できませんので書かれている内容を要約して記載します。

白川を中心とする白川台の地主49名が建設大臣と神戸市長の認可を受け昭和41年(1966)

4月16日、神戸市白川土地区画整理組合を設立し美しい住みよい町づくりを目標として

建設したニュータウンは面積60万㎡、事業予算30億円で昭和42年(1967)2月から活動を

始めました。顧問として神戸市長の宮崎辰雄、神戸市都市計画局長の藤原正善、神戸市

土木局長の神生秋生を迎え、多くの有識者の指導を受け羽田元一理事長はじめ各理事、

監事、事務局長らを中心として組合員全員が力を合わせて昭和45年(1970)の秋

その工事を完成したのである。同時期に大阪で開催された日本万国博覧会も起工されて

います。白川台からは淡路島を見晴らすことができます。白川台の完成を記念して

この記念碑を建立する。昭和45年秋 吉日 神戸市白川土地区画整理組合

神戸市白川土地区画整理組合の主な役員の方の名前が記載されていますが略しましたので

神戸市白川土地区画整理組合編 白川台のあゆみ(神戸市白川土地区画整理事業の記録)

昭和46年8月10日に出版より主な役員のお名前と写真を添付します。

上の写真は神戸市白川土地区画整理組合の主な役員

出典:神戸市白川土地区画整理組合編 白川台のあゆみ(神戸市白川土地区画整理事業の記録)

昭和46年8月10日に出版 Page103 以下の記述では1)と略す

 

上の写真は昭和45年(1970)10月31日に行われた記念碑の除幕式の様子です。

宮崎辰雄神戸市長、羽田元一理事長、ミス神戸の井上尚子さんの手によって除幕

されました。

出典:1)Page96

竹中郁の歌碑

上の写真は竹中郁の歌碑です

島の重さを 手で計る 星が答える その目ばたき

上の写真は除幕式の様子です。詩人の竹中郁さん、古白川賎夫副理事長、ミス神戸の

手によって除幕された。

出典:1)Page96

上の写真は歌碑のある場所から望める眺望です。

 

歌碑は上の写真のパーゴラの奥にあります。

 

歌碑のある場所の周辺にはフェニックスの植え込みがあります。(上の写真)

上の写真は宮崎市長、藤原都市計画局長、組合の羽田常務理事の手により完成記念の

植樹が行われた

出典:1)のPage97

上の写真は完成記念除幕式当日の竹中郁の歌碑(書も竹中郁さん)

出典:1)Page97

展望室

上の写真は展望室の全景 (昭和45年10月31日に撮影)

現在は展望室は撤去され存在していません。(いつ撤去されたかは未調査)

2018年12月のGoogleストリートビューには展望室が写っていますのでそれ以降に撤去

出典:1) Page82

上の写真は2018年12月のGoogleストリートビュー。展望室が写っています。

右手に写っている建物は白川台幼稚園

上の写真は城ケ丘中央公園の頂上に建設された展望台の除幕式

狩野神戸市助役、石橋神戸市都市整備公社専務、組合の小林監事、ミス神戸の手により

竣工のテープが切られた

出典:1)Page96

城ケ丘中央公園遠景と城山橋

上の写真は城ケ丘中央公園遠景と城山橋の現況 撮影:2021-9-15

上の写真は昭和45年(1970)頃?の城ケ丘中央公園遠景と城山橋 線

橋の下の道路は神戸-三木線

出典:1) Page64

 

次に須磨ニュータウンの概要を記しておきます。

須磨ニュータウンは入居年の古い順に北須磨団地、白川台団地、高倉台団地
名谷団地、落合団地、横尾団地の6つの団地の集合体であります。
ニュータウンの計画構想した時期の計画人口は12万人であったが平成22年
現在の人口は約8万人である。

 

団地名           概略人口(2010)                面積
        入居年                施工者
北須磨    昭42(1967)   0.6万人    兵庫県労働者          80ha
(友が丘)                    住宅生活協同組合
白川台    昭45(1970)   1.0万人    白川土地区画整理組合      70ha
  東白川台の入居は昭和58年(1983)
高倉台    昭48(1973)   0.8万人    神戸市開発局          120ha

名谷     昭50(1975)    2.1万人    神戸市開発局         280ha

落合     昭53(1978)    2.6万人    住宅都市整備公団       240ha

横尾     昭54(1979)    0.9万人    神戸市開発局         240ha

 

須磨ニュータウンは一番新しい横尾団地でも約40年の歴史があり、人口の
高齢化率=65歳以上の人の割合は 6団地全体では約26%で西神ニュータウンの
15%と比較すると高い友が丘などではすでに42%でありかなり高齢化の街
であると言えます。団地の中にはエレベーターの無い建物も多数あり高齢者の
住み替え支援や若い世代に住んでもらうための施策などが必要である。

 

最後になりましたが白川台の位置(ピンク)を示した地図を添付して筆を置きます

出典:1) Page13-14


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