2021年11月29日、テレビを観ていると必ずオミクロン株に関する報道があった。
そこで報道内容の要点を纏めてみました。
オミクロン株とは
オミクロン変異株(Omicron Variants)は2021年11月14日に南アフリカで見つかった
コロナウイルスの変異株で分類としてはB.1.1.529とされています。
11月9日に南アフリカで検体を採取、南ア当局が調査し11月14日にWHOに報告。
WHOは11月26日に「オミクロン株」と命名。現在世界で流行の主流となっている
デルタ株などと並ぶ「懸念される変異株 Variant of Concern (VOC)」に指定した。
WHOはVOCの他に注目すべき変異ウィルス=VOI Variant of Interest に分類しています。
上の写真は今迄に確認された変異ウィルス。日本では今迄、主にアルファ株とデルタ株が
流入していました。
感染力が強まっている可能性はあるものの、重症化率の高さなどの特性は
「依然としてはっきりしていない」というのが現状です。
米国では下のYoutube動画のように米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長は
米国でもオミクロン株の上陸は避けられないと警鐘を発しておられます。
「米上陸避けられない」オミクロン株でファウチ所長(2021年11月29日)
オミクロン株「懸念される変異株(VOC)」に指定 厚労省(TBSニュース)
日本の水際対策
日本においては当初、甘い水際対策で批判が多かったが岸田首相が11月29日の13時から
記者会見し緊急避難的な予防措置として、まずは、外国人の入国については11月30日
午前0時より全世界を対象に原則禁止するとの英断をされました。
現在、COVID19の新規感染者が低水準であり、オミクロン株の流入時期を遅らす対策として
適切な判断であると思います。それでも流入時期を遅らすだけで入ってくる思われます。
上の写真は岸田首相の会見の様子
会見の内容の詳細は下記サイトを参照してください。
令和3年11月29日 オミクロン株に関する水際対策等についての会見 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)
上の写真はオミクロン株の流入防止策として甘いとされた日本の当初の水際対策
上の写真は日本の水際対策の経緯
オミクロン株の特徴
上の写真はオミクロン株 B.1.1.529 下記サイトより
https://www.india.com/news/world/first-image-of-omicron-covid-variant-released
上の2枚の写真は左がデルタ株、右がオミクロン株
特徴としてオミクロン株のスパイク部の変異(Mutations)は30以上でありデルタ株の
10程度に比べ非常に多い。
上の写真は京都府立医大の内田智士准教授のコメント
香港でのオミクロン株による感染例から空気感染である可能性がある。
上の写真は二木先生のオミクロン株に関する解説
ワクチンによる中和抗体が適合しない可能性もあると指摘された京都府立医大の内田准教授
細胞に侵入しやすい可能性が高い
南アフリカでの感染状況
上の写真は11月の南アでの新規感染者数
デルタ株から急激にオミクロン株に置き換わっている。
南アでのオミクロン株感染者は10代から20代が多く、症状としては軽症が多い。
Byシャビル・マディ教授(ウィットウォーターズランド大学)の証言
上の写真はデルタ株に対して置き換わるスピードが速いことを示すデータ
世界各国でオミクロン株感染状況
上の写真のように現在13か国でオミクロン株の感染が確認されています。
南ア発航空便で「オミクロン株」確認・・・搭乗客語る(2021年11月28日)
オランダに到着の飛行機乗客で61人のコロナ陽性者のうち13人がオミクロン株であることが
確認されました。
ワクチンなどの対応状況
ワクチンの効果については2週間以内に結果が出る予定
国内新規感染者数の推移
株価が下がる
11月29日の東証終値 2万8,283円 467円下落
緊急のG7 保健相会議の開催
先進7カ国(G7)の議長国を務める英国ジョンソン首相は11月28日、新型コロナウイルスの
新たな変異株「オミクロン株」への対応を協議する緊急の保健相会合を29日に招集すると
発表されました。
米国での対応状況などYoutube動画
オミクロン株 世界で拡大
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