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西神ニュータウン 第65地点遺跡 訪問記 on 2017-5-13

2017年05月14日 12時51分39秒 | 神戸情報
西神ニュータウンは、52年前ぼ昭和40年(1975)に神戸市総合基本計画の策定に伴い建設が開始

西神ニュータウンの中には下記の住宅団地と産業団地があります。

住宅団地:西神住宅団地・西神住宅第2団地(西神南ニュータウン)・神戸研究学園都市の3団地
産業団地:西神工業団地(西神インダストリアルパーク)・西神第2工業団地(神戸ハイテクパーク)
           ・神戸サイエンスパーク・神戸流通業務団地(神戸流通センター)の4団地

街開きは西神住宅団地が1982年、西神住宅第2団地が1993年、神戸研究学園都市が1985年である。

昭和45年(1970)には4月には都市計画地域内の埋蔵文化財が航空写真、地勢調査などから
調査され85地点で遺跡の存在の可能性が高いとの報告がありました。

西神ニュータウン内の遺跡の調査は昭和45年(1970)の第一次調査から平成7年(1995)まで25年間
実施されています。

2017年5月13日に西神ニュータウン 第65地点遺跡を訪問し写真を撮ってきましたので紹介します。

西神ニュータウン 第65地点遺跡は標高80~102mの丘陵地に立地する弥生時代の中期後半
(2100年前~2000年前)の高地性集落で直径4~6mの竪穴式住居、一辺5~7mの隅丸方形住宅
が合計、15棟検出されています。

西神ニュータウン 第65地点遺跡の所在地


上の写真は西神ニュータウン 第65地点遺跡の場所を示したGoogle地図です

神戸市西区樫野台1丁目にあり、現在は樫野 オリト山公園として遺跡は保存されています。

上の写真は樫野 オリト山公園と記された石碑

オリト山の由来は西神地区栃木の中に小字名として「ヲリト山」からきているようです。


上の写真は樫野 オリト山公園の中の案内図


上の写真は上記石碑のある場所の公園の平坦部


上の写真は登り口の階段








上の4枚の写真は上記登り口にある現地の説明板

神戸市指定文化財に登録された銅鐸の鋳型(一対で銅鐸の鋳型が見つかったのは、なんと全国初)
で、とても貴重な資料だそうです。
以前は説明板に鋳型のレプリカが展示されていたようですが現在は跡形なし。


上の写真は眺望の良い場所に設置された東屋








上の写真は東屋のある場所に設置された現地説明板


上の写真は東屋からの眺望の説明板


上の写真は発掘調査が行われた頃の西神ニュータウン 第65地点遺跡の航空写真
 出典:神戸市埋蔵文化財センター編 西神ニュータウン内の遺跡(平成18年(2006))


上の写真は竪穴住居跡の遺構 B地区 SB06 (昭和59年度 神戸市埋蔵文化財年報 Page32)
 出典:神戸市埋蔵文化財センター編 西神ニュータウン内の遺跡(平成18年(2006))




上の2枚の写真は弥生中期の土器と石斧
 出典:神戸市埋蔵文化財センター編 西神ニュータウン内の遺跡(平成18年(2006))



上の写真はお祭り広場


上の写真はお祭り広場に掲示されていた地図と説明板


上の写真は公園内に設置された関西電力の樫野変電所
この場所でも平成7年(1995)に発掘調査が行われています。

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