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白木屋神戸出張店のオープン on 1923-5-15

2019年04月12日 15時28分04秒 | 昔こんなものがあった 大正編
白木屋は慶安年間(1648-1652)からの歴史を誇る呉服店で越後屋(現・三越)や
大丸屋(現・大丸)と並んで江戸三大呉服店に列せられていました。
平成11年(1999)1月31日まで東急日本橋店として百貨店業務が行なわれていました。

本ブログでは白木屋神戸出張店が大正12年(1923) 5月15日、神戸市湊川(福原)に
オープンして以降、業績悪化(約16万円の損失)により昭和2年(1927)3月に撤退する
まで存在していた時代の百貨店店舗の古写真を添付するとともに白木屋を中心とした
百貨店に関する話題を記述していきます。


上の写真はオープン当時の白木屋神戸出張店の建物です。
撮影時期は不明ですが大正12年(1923)頃です。


土足入場の開始
Wikipediaによれば
大正10年(1921)10月1日には白木屋は心斎橋筋の出張店を閉鎖する代わりに堺筋備後町の
角に3,075坪の大阪支店を開設して東京と大阪で百貨店を2店舗展開するようになり、この
大阪支店では床面を木タイル張りにして日本の百貨店として初めて一般客の土足入場を行った。



上の写真は小林一三が阪急百貨店を経営するに当たって白木屋の売り場を観て
百貨店への進出を決意したとの逸話を紹介したものです。
出典:調べる学習百貨 小林一三 阪急と宝塚をつくった事業家 岩崎書店(2018.11.30)


白木屋神戸出張店でも大阪支店より少し遅れたものの同じく土足のまま入ることができる
デパートとして話題になった。
現在では、土足厳禁のデパート等は考えられないが、当時の業界としては驚くべきことだった。

日本初のデパート
日本初のデパートは明治37年(1904) 、株式会社 三越 呉服店の社名で東京日本橋に創業された。
元が呉服屋だったため、土足厳禁という習慣が続いたようです。


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