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奈良県磯城郡田原本町 散策記 on 2018-11-25 その5 津島神社

2018年12月28日 04時14分52秒 | 奈良情報
2018年11月25日、秦河勝所縁の秦楽寺(じんらくじ)と唐古・鍵遺跡を見ることが主目的で
奈良県磯城(しき)郡 田原本(たわらもと)町を散策しました。

散策にあたっては近鉄田原本町駅の前にある観光ステーション磯城の里(田原本町観光協会)
で自転車(1日 1,000円)を借りて回りました。時間は9:30~15:50


本日は田原本町散策シリーズの第5回で津島神社について写真紹介します。

津島神社は神仏分離以前は牛頭天王を祭神として祇園社と呼ばれていました。
田原本村の産土神だったと考えられます。現在も夏に盛大な祇園祭が催される
こともあり、地元では「祇園さん」の愛称で親しまれています。


過去の散策記

第1回 奈良県磯城郡田原本町 散策記 on 2018-11-25 その1 下之庄不動尊

第2回 奈良県磯城郡田原本町 散策記 on 2018-11-25 その2 秦楽寺

第3回 奈良県磯城郡田原本町 散策記 on 2018-11-25 その3 浄照寺

第4回 奈良県磯城郡田原本町 散策記 on 2018-11-25 その4 本誓寺

津島神社の基本情報

住所:奈良県磯城郡田原本町549番地  TEL:0744-32-3914
御祭神:素戔鳴命(すさのおのみこと)、櫛名田姫命(くしなだひめのみこと)
    八幡大神=誉田別命(ほんだわけのみこと)、
    春日大神=天児屋命(あめのこやねのみこと)(中臣連の祖)
創建:延長5年(927)以降、天治2年(1125)より以前に創建

境内社:豊受社、戎社、厳島社、琴平社(金毘羅社)


Goo地図を添付しておきます。

由緒
田原本の産土神(うぶすながみ)を祀る津島神社の創建は平安時代まで遡る。
当時、田原本に疫病が蔓延したため霊験あらたかな京の八坂神社の素戔鳴命と櫛名田姫命
より分祀し、祇園社と呼ばれるようになった。社殿の最古の棟札は天治2年(1125)で、
その後、弘安9年(1286)社殿が再建上棟、明暦3年(1657)八幡宮建立。
祇園社の祭祀は禅宗黄檗流 神宮寺の感神院が行っていました。
境内社に戎社、磯城農学校から遷された豊受社がある。
江戸時代には、領主平野家の尊崇を集め、毎年米1石5斗の寄進を受けています。
明治2年(1869)、神仏分離時に平野家の本貫地尾張国津島にあった津島社も祭神を
牛頭天王とすることから「津島神社」と改められ現在に至っている。


拝殿

上の写真は正面の鳥居から拝殿方面を撮ったものです。


本殿



上の2枚の写真は本殿

現地説明板

上の写真は津島神社の概要を纏めた現地説明板


上の写真は津島神社の概要と共に年間の行事も書かれた現地説明板。


上の写真は江戸時代の田原本の絵図
津島神社も「除地 宮」として表記されています。
神社の南西側の発掘調査で、神社を囲む中世末の大溝が検出されています。


境内社

 (1)豊受社
 
 上の写真は磯城農学校から遷された豊受社


 (2)戎社
 
 上の写真は戎社

 
 上の写真は伊勢神宮遥拝所と右手の戎社

 (3)厳島神社と金毘羅神社
 


拝殿棟木及び瓦調査




上の2枚の写真は拝殿の棟木及び瓦調査について書かれた説明板です。

イベント広場





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