ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

《なぜ、日本人は英語が話せないのか?》

2015年08月10日 | こころの子育て
《なぜ、日本人は英語が話せないのか?
~学ぶより楽しむから始める~》

アメリカに行く度に、英語が話せるようになりたいと思います。

いわゆる成田決心と言いますか…
その時だけで、その決心は、日に日に薄らいでいってしまいます。

韓国や中国の人たちが英語を果敢に話している横で、黙りこくる日本人。

完璧な英語でなくても、通じたいと思う気持ちが勝った時、

英語に対する苦手意識が減った時、

もっと言えば、英語を話すことが楽しいと思った時に、英会話が上達するのでしょうね。

小さい頃に出会う英語は、読み書きより、
ネイティヴの発音を聞き取れること、
英語で話して、通じて楽しいと体感すること。

だから、叱るより褒めること。

とはいえ褒めるのって、難しいですね。

褒めることが大切なのは、他の勉強や習得したいことにも通じること。


・片付け

・料理

・掃除

・整理整頓

・宿題→仕事(やらなきゃいけないこと)

元駐日アメリカ大使であり、
ハーバード大学教授だった
エドウィン・O・ライシャワーさんは日本生まれのバイリンガル。

ライシャワーさんの演説を読むと、どうも日本での英語教育は、ご指摘通り!

ピリオドのうち忘れで、✖️になるようでは
英語の苦手意識は払拭しずらいと思います。

まんまと勉強嫌いを育ててる。

だから、日本人は大学に合格した途端、勉強しなくなるんじゃないかな?!

テストの点数重視で、益々、日本人が世界で飛び抜けて英語が話せない方向に行ってる気がします。

"日本人の英語習得法"について
語られている部分を抜粋してご紹介します。
   ~参考資料「英語名スピーチ集」

*********************
私は、日本でもし学生に会話をマスターさせたいというのであれば、
英語教育の最初の段階での正しい発音の学習に
もっと力を入れるべきだと思うのです。

(中略)

日本の教育では、残念ながら、
しばしば正反対の状況が起こっています。

発音はそのうちよくなるだろう、
そのうち学生は自分を表現する能力も
身につけるだろうということで、
早い段階ではこれらの点はあまり強調されないのです。

日本人の学生が向き合うことになる問題は、
正反対のアプローチを迫ってきます。


つまり、初期の段階では
音声の問題をクリアにすること、
それから英語での自己表現ができるようにすることです。

高度の文法や語彙については、
その後次第に積み上げていけるでしょうが、
音声の基本や自己表現の能力は
最初に身に付けなければなりません。

この反対のプロセスで進んできた結果、
日本では学生が英語読解力はかなり習得するものの、
表現能力はほとんどないということになっています。

日本が特にコミュニケーションの
必要に迫られていることを考えると、
私は力点の置き場所を変え、
まず英語読解からではなく、
音声教育から始めることが望ましいと思います。


I believe Japan has to put more emphasis
on correct pronunciation from the very beginning
if students are going to achieve a mastery of spoken English.

(略)

What often happens in Japanese education,
I am afraid, is just the opposite.

It is hoped that pronunciation will gradually improve
in later years and that in time the student will also acquire
an ability to express himself,
even though these points are not much stressed in the early years.

I think the special difficulties
which face Japanese students force almost the opposite approach:
that the early emphasis should be on mastering the phonetic problem
and solving the problem of self expression in English.

Mastery of advanced grammar and vocabulary can be built up gradually
as one goes along,but the fundamentals of phonetics and of process
in Japan has resulted in considerable mastery of reading
on the part of the students, but little mastery of self expression.

Because of Japan's special needs for communication,
it would seem to me advisable to put the emphasis the other way around
and to start with the oral approach rather than
with the reading approach.



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