ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

いじめで自殺

2013年09月15日 | 講演です
長崎市で小学6年生の女の子の尊い命が…とうとう失われてしまいました。

いじめが原因と思われる自殺が相次いでいます。
同じ子どもを持つ母親として、
カウンセラーとして、大変ショックです。
毎月、仕事で通っているだけに、ふるさとだけに、なおさらです。

長崎市の事件で、担任の先生は、全く対応していなかったわけではありませんでした。

では、どんな対応方法が適切なのでしょうか?

対応する私たち大人が知るべきことは、
いじめを受けた側の気持ち、
そしていじめで受ける心の傷についてです。

いじめられた子どもの気持ち、どんなものでしょうか?

自分が悪いと思ってしまう。
悪いことした、迷惑かけたと思う。
理不尽な扱いを受けたにも関わらず、
なかなか怒りを感じることが出来ない人の方が多いものです。

そんな性格が悪いだなんて言わないでください。
皆さんだって、日常の生活で、
上司や先輩、夫や妻、親など
言い返せない相手が居るのではないでしょうか?

ましてや、いじめは、相手がクラス全員だとか、複数であることが殆どですから。



いじめで受ける心の傷、どんなものかご存知でしょうか?

自信がなくなる、
集団に入れない、入れても疎外感を感じて居心地が悪い、
人に心を割って話が出来ない、
目立つのが怖いから、実力が発揮出来ない、
人が怖くて、勉強や仕事もままならない、
恋愛も出来ない、
何かと自分が悪いと思ってしまう、
何をやっても心の底から楽しめない、
さらには、
自分の生きる価値、存在価値まで否定してしまうこともあります。

いじめた方は、忘れても、
いじめられた方は、ずっとずっと傷になって残り続ける。

身体の怪我なら見えるけど、心の傷は見えないから分かりにくい。
外から見えないだけでなくて、心の傷は、治りがとんでもなく、遅い。
だからこそ、軽んじてはいけないのです。

私たち大人は、まず、加害者を指導する前に
被害者の子どもの心のケアを優先することが一番に大切なこと。

「辛かったね、よく我慢したね。」
「よく打ち明けてくれたね。」

このとき、この子に無断で、加害者に指導しないこと。

さらに、被害が拡大する可能性もあるので。

そして、二番目に大事なことが、あります。
「これから、色んなことがあると思うけど、絶対あなたの味方になるからね。」
と伝えてあげること。
 
私の先生、倉成先生の講演が長崎市であります。
「いじめで受ける心の傷とその対処法」
   


長崎市医師会館7階 講堂
②平成25年9月28日(土) 午後2時~午後3時30分


長崎市医師会館7階 講堂
 (長崎市栄町 2-22 電話818-5511)
 

※駐車場は近くの有料駐車場をご利用下さい。

参加費: 無料

講師 株式会社メンタルサポート研究所 代表
臨床心理士  倉成  央  先生
 
申込方法:事前申し込みは不要です


写真は、同タイトルの先生のDVDと著書
いずれもチーム医療より発売

子どもの命を守るために大人が何をすれば良いのか、
多くの親、先生方にも知って欲しいです。

最近、読んだ本

大津市のいじめ自殺問題でも
【自殺の練習をさせられていた】という情報を全校生徒のアンケートで得ながら、
当初、いじめがあったと認識されながらも
隠蔽され、明らかになる経緯などが詳しく書かれています。
私たち大人は、これを反省材料にしなければなりません。

大津中2いじめ自殺
共同通信部大阪社会部
PHP新書 760円税別

無念の子どもたちのかけがえのない命を無駄にしないために…。

私は、北九州市八幡西区折尾での体験講座や
合同庁舎で開催された福岡県PTA母親代表の会の研修も終わり、
おかげさまで夏風邪も回復しました。

今日、日曜日と明日 月曜日は、二日とも
朝から夕方までカウンセリングのワークショップ、
参加される方々のパワーも結集して、それぞれの奥にしまった心の傷が癒えて、
変化していく予感…
ワクワクします(^-^)
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