「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

小さな一歩の会便り 第76号

2009-08-31 17:05:39 | ボランティア
小さな一歩の会では、活動収益でカンボジアの子どもたちの支援を行なっています。

カンボジアでは、日本から多くの団体、企業が関わり、地雷撤去や被害者支援、学校建設などの活動を行なっています。
最初に会を立ち上げたとき、支援先をいろいろ検討しましたが、大きな団体だと、私たちのわずかな支援金がどのように使われるのか、よくわかりません。

押し花しおり1枚150円など、子どもたちが自分のお小遣いから出してくれたお金も多く含まれます。
小さな額でも喜んでもらえて、地道に活動しているところはないかと探していたところ、カンボジア事情に詳しい方から、国際人権ネットワークを紹介してもらいました。

国際人権ネットワークでは、カンボジアの地雷被害者が多いモンドルバイ村の支援を10年以上続けてこられ、村の組織作りや子どもたちの教育と、確実な成果を上げておられます。
支援も、年に数回現地を訪れ、その時、その時で、みんなが必要とするものを見極めて支援されるので、村人との信頼関係も出来ています。
いつも地雷被害者や、その子どもたちのために、孤軍奮闘をされている代表の緒方由美子さんには、頭が下がります。

今回も、お疲れだと思うのですが、帰国後すぐに報告書を作成して送ってくださいました。
小さな一歩の会便りで紹介していますので、よかったら、お読みください。


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小さな一歩の会便り 第76号     
                  2009年8月31日        

 残暑厳しい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
夏の盛りにもかかわらず、新型インフルエンザが猛威を奮い、これから更に広がる気配です。くれぐれもご注意ください。
そんな中、8月は3ヶ所の夏祭りに参加させてもらうことができました。
お陰さまで、本日、寄付金172,295円を国際人権ネットワークへ送金することができました。
これもみなさまのご協力の賜物です。心より感謝申し上げます。

国際人権ネットワークでは、7月29日から8月3日にカンボジアを訪れ、現地で活動をしてこられました。さっそく代表の緒方さんより、その報告書とそのときの写真が届きました。
これまで希望小学校は3年生までだったのですが、新学期からは4年生までの受け入れが出来るようになり、その準備も大変だったようです。

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支援先-カンボジア・シェムリアップ州(アンコールワット遺跡群の中)
 モンドルバイ村:地雷被害者の家族が多く生活している村
 希望小学校  :モンドルバイ村に建設、小学校1年生から4年生までの完全無料教育制度
 友情の家   :伝統芸能アプサラダンスを仕事にして教育を受ける自立促進支援
  
   今回の活動参加者は福島二本松より4名と東京から3名です。

手作りのナップサックやポロシャツ、タオル、衣類などをトランクいっぱいにつめて成田を出発。シェムリアップ空港へ到着後は、ホテルで支援物資の仕分け作業をしました。

翌日の午前中は、村での準備と支援先でのマジックや竹笛、空手などの交流活動にわかれました。
午後は、新学期より1年生から4年生まで勉強できる希望小学校になるお祝いの交流会と村の敬老会開催のため、市場やパン屋さん、薬屋などを回り、夕方遅くまで準備に大忙しでした。
敬老会からの要望は、薬とゴムぞうり。いろいろな薬を希望され、一人ずつの配布と敬老会拠点に置く日本から持参した薬全部にクメール語の使用方法書き込み作業は時間がかかりました。

七夕祭りをしようと竹をお願いしたのですが、違った木が届き、カンボジア版七夕祭りになりました。
子どもたちの短冊には「学校の先生になりたい」「医者になり助けたい」「服の縫い子さんになり、デザインや修理をしたい」「パイロットになりたい」「勉強が上手になりたい」など書かれ、木にくくりつけていました。
敬老会のみなさんの短冊には「日本のお薬、またお願いします」「元気でみなさんとお会いしたい」「今が一番しあわせです。ありがとう」などと書かれていました。

子どもたちと敬老会のみなさんは、日本の参加者によるマジックや竹笛、ハーモニカ演奏で楽しまれ、ケーキ・生クリーム試食は美味しいと評判でした。
敬老会ではナップサックに、支援のゴムぞうりや薬、衣服、タオルなど。学校ではパンとジュース、新型ゴムぞうりを詰めて、雨の中を家路へと急いで帰って行かれました。子どもたちのナップサックは、10月からランドセルとして使います。

雨季のカンボジアは、スコールが来たかと思えば青空が見え、朝夕は風があり心地よい感じです。しかし、赤土の道路はドロドロで、穴が空いた路は小さな子どもだと浸かってしまうほどです。
校庭は水浸しで、教室の中での交流でしたが、子どもたちはスコールがくると外に出て、服を着たまま洗っていました。雨季が終わり10月末に校庭の土盛りをします。

8月1日、友情の家の子どもたちは、福島のみなさんと昨年約束をしていた山へバス遠足にでかけました。滝の水遊びやバスの中でのゲームなど、楽しかったと大喜びでした。

学校や村での活動は、新学期に向けて、教科書、ノート、文具、成績表、時計、国旗などを準備。子どもたちが飲む井戸水の浄水器を購入しました。水の問題はこれからも村人と相談して取り組んで行きたいと思います。今回は蚊帳と毛布は購入しませんでした。準備をして公平に、より多くの方に同時に届けられるようにするために、今回は今困っているお米と調味料を届けて回りました。

皆さまからのご支援でたくさんの有意義な活動を実行することができました。本当にありがとうございました。皆さまの真心よりのご支援に感謝申し上げます。
            
  8月10日      国際人権ネットワーク   緒方 由美子

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☆カンボジアのモンドルバイ村では、マラリア予防の蚊帳が欲しいとの声がたくさんありますので、2010年、国際人権ネットワークがモンドルバイ村を支援を始めて15周年になるのを記念して蚊帳を贈ることになりました。みなさまのご協力をお願いいたします。

〈一家に一張り蚊帳運動 1口 500円〉
  振込先  
   郵便振込口座 00170-8-365984
    口座名    国際人権ネットワーク
   銀行口座  三菱東京UFJ銀行 目白支店 4531385
    口座名    国際人権ネットワーク


《8月の活動報告》
★8月1日(土) 合志市杉並台団地夏祭り
 合志市杉並台団地のコミュニティセンター前広場で、夏祭りが開催されました。本来は地区の方だけの祭りなのですが、地元議員さんの協力で、今回は特別に参加させてもらえることになりました。
先週、雨だったので、一週間延期しての開催です。近くの方が手伝ってくれて、押し花しおり、シール、ぬいぐるみのクジの販売を行ないました。
規模は小さかったのですが、一人で何度も買いに来てくれる子どももいて、2万円ほどの売上がありました。

★8月7日(金) ぬいぐるみの袋詰め
 先月、保育園の夏祭りでぬいぐるみのクジを提供した御礼に、ということで、保母さん3名が空き時間を使って、ぬいぐるみの袋詰めを手伝いに来てくれました。手馴れておられるので、予想より早く、用意していたものを全部を終了しました。
翌日8日の定期活動日に、残りの袋詰めを行なう予定でしたが、終了してしまったので、取りやめにしました。
 
★8月8日(土) 合志市すずかけ台団地夏祭り
 地元団地の夏祭りで、昨年に引き続き、参加させてもらいました。朝からテント張りや机の準備をしたあと、家でクジの準備をし、夕方6時から販売です。
昨年はぬいぐるみのクジが大盛況で、途中で、追加したので、今年はたくさん用意しました。
今年も、開始から終了まで、途切れることなく子どもたちがやってきて、大人気でした。
売上も、全部で28000円余りになりました。

★8月23(日) 宇土地蔵祭り
 宇土市エスペラント会の方が、会場の交渉から商工会の許可や警察署への届出など、一切を引き受けてくださって、宇土地蔵まつりに参加することが出来ました。
午後5時過ぎに会場に着くと、すでに露天が並び、浴衣姿の人たちが繰り出していました。
宇土エスペラント会の方と、近くに住む友人の協力で、ぬいぐるみのクジと、押し花しおりの販売を行ないました。
午後6時になると、市街地すべてが歩行者天国となり、大勢の人で行きかいますが、お店も多いので、なかなか立ち止まってもらえません。
一人でも多くの人に立ち寄ってもらえるよう、終了の午後10時半まで、3人でひっきりなしに大きな声で呼びかけをして、15000円余りの売上がありました。
夜遅くまで手伝っていただいたお二人には、感謝、感謝です。

★8月24日(月) まちねっと"セラヴィ"会議
 7月10日に行なわれた竹迫観音祭の反省会と今後の活動についての会議が行なわれました。
合志市で活動する女性グループの代表者で構成されていて、お互いの活動を理解し、協力できることは協働で行なおうということで設立されていますので、みなさんの活動を参考にし、今後の活動に繋げていきたいと思います。

★8月31日(月) 国際人権ネットワークへ寄付送金
 5月から8月までの4ヵ月分の収益 172,295円を国際人権ネットワークへ送金しました。
  内訳
   募金       40,605円
   押し花製品   35,190円
   バザー用品   80,500円
   書き損じ葉書  16,000円


《今後の活動》
★9月10日(木) 合志市民まつり出店説明会およびテント抽選会
 10月4日(日)にカントリーパーク(農業公園)で開催される「合志市民まつり」に出店する予定です。
出店料2000円ですが、減免申請が通って、無料で参加できることになりました。
午後2時から、合志市役所で説明会が開かれます。
テントの場所は抽選になるそうですが、良い場所がもらえることを願っています。

★9月12日(土) 定期活動日
 押し花しおり作りを行ないます。またバザー品の値段付けを行ないたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

★9月19日(土) 西里小学校 押し花しおり作り
 熊本市西里小学校6年生の学年活動で、押し花しおり作りをしてくださることになりました。
カンボジアのことも知りたいということで、少しだけお話させていただき、その後、みんなでしおり作りをします。

★10月4日(日) 合志市民まつり
 合志市カントリーパーク(農業公園)にで、合志市民まつりが開催されます。
テント一張り、提供してもらえますので、たくさんの品物が展示できます。
タオルや石鹸などの日用品、贈答品でもらったけど使わない食器、押入れに眠っている品物などありましたら、寄付していただくとありがたいです。よろしくお願いいたします。

★10月10日(土)・11日(日) 熊本市大にぎわい市
 両日は、辛島公園から熊本城まで、歩行者天国になり、両脇には多くのテントが立ち並び、とても賑わいます。
国際交流会館前での販売を予定しています。
合志市民まつりの翌週なので、品物の不足が予想されます。
みなさまのご協力をお願いいたします。


〔使用済み切手〕
 ご家庭や職場などで使用済みの切手がありましたら、送ってください。大きめに切り取ってもらってもかまいませんが、切手の周り3mmくらい残して切り取ってもらうと助かります。ご協力をおねがいします。
 
〔バザー、イベント会場探し〕
 しおりの販売やバザー品販売ができるイベントがありましたらお知らせください。また屋内であれば、しおり作りの体験もできます。日程があえば、できるだけ参加したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔バザー用品〕
 みなさまのご家庭にある不用品の提供をお願いいたします。チャリティーショップで販売させていただきます。またバザーなどのイベントにも出品しますので、たくさんの品物が必要になります。随時受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔書き損じハガキ〕
 みなさまからいただいた書き損じハガキを、新しいハガキに交換して、その収益を寄付します。年賀状の書き損じなどありましたら、ご協力をお願いいたします。
交換した官製ハガキが200枚以上ありますので、購入していただけると有難いです。

その他、活動へのご意見やアドバイスがありましたら、どんどんお寄せください。よろしくお願い申し上げます。


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