「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

脳の活用法

2008-10-21 23:55:13 | 日記
NHKの「プロフェッショナル」では、これまで100人のプロに話を聞き、それぞれの脳の活用法をまとめてみた、ということです。

★アイデア発想法の極意
仕事をするとき、いつアイデアが生まれるのでしょう。
・その極意は、寝ること。
起きているときは、いろんな情報がごちゃごちゃになっているので、寝ることによって、脳が整理され、起きたときに良いアイデアが浮かぶというのです。
宮崎駿さんも、アイデアに詰まったとき、「ちょっと寝る」そうです。
ほんの10分か15分ですが、起きるとまたペンが進むのだそうで、崖の上のポニョも、そうして生まれましたそうです。

脳に関することは個人差があるので、ひとそれぞれに脳の休め方は変わってきますが、ただ、情報があふれているときには、なかなかアイデアが生まれないので、そういう情報がシャットアウトされた状況を作ることが大事だということです。

タクシーの中でひらめく人、トイレで良い考えを思いつく人、それぞれですが、やはり一人になったときにアイデアが生まれるようです。

★プレッシャー克服法
・どんな苦しいときでも、笑いとばす。
苦しいときにあえて笑うことで、プレッシャーを克服できる。
心の底から笑わなくても、笑う表情を作ることで、脳がポジティブに働く

脳が楽しいと感じて、笑う表情ができるのですが、逆に笑う表情を作ることで脳に楽しいと感じさせることができるというのです。

NHKのアナウンサーに、コントのシーンを見てもらい、違いをみます。
まず普通に見たとき、おもわず笑ってしまいます。
次に棒を立てにくわえて、笑えない状態でみたとき、前頭葉は青くなり、あまり変化がありません。
同じシーンを、今度は棒を横にくわえて、笑った表情を作って見たとき、前頭葉は赤くなり、活性化しているのがわかります。

つまり、同じシーンを見ても、自分の表情がつまらない顔のときと笑顔のときでは、脳の感じ方が違ってくるのです。
いつもぶっちょう面をしていたら、楽しくないですよね。
普段から笑顔を作ることを心がけたほうがよさそうです。

また、プロがその仕事に向かうとき、頭のスイッチが切り替わるといいます。

たとえばイチローは、球場に入ると、いつも決まったメニューを淡々とこなす。
バッターボックスに立ったら、バットを立てる。
そうすることで、スイッチが入るのだそうです。

小児心臓外科の医師は、手術の前にかならず一人になり、手術と関係ないことをすることで頭の中を空っぽにし、それから、手術衣に着替え、拡大鏡をつけることで手術モードのスイッチが入るといいます。

普通、脳を集中モードに切り替えるのは、前頭葉が無意識に行なうことがわかっていて、意識的に行なうのは難しいとされています。
しかし、プロは意識的にそれをやっているのです。
必ず決まった行動をとることにより、脳を集中モードに切り替え、プレッシャーをはねのけることが出来ています。

★モチベーションアップ法
・あこがれの人を見つけること。
良き師匠をもつと、脳のミラーニューロンが反応し、自分も師匠と同じ動きをしようとし、目標がもてる。
あこがれの人が身近にいない場合は、そばにいる人のいいところを見つけて、そこに注意を向ける。

・小さな成功体験をくり返すこと。
どんな小さなことでも、成功するとドーパミンが放出され、脳は快感を得ます。それがやる気につながります。
出来たという喜びをつなげていくことで、技術力がアップし、大きな成功につながります。

プロフェッショナルと呼ばれる方々の仕事ぶりには、いつも感心させられますが、これも一朝一夕になったわけではなく、そうなるべく、人一倍努力されているのがわかります。
自分には出来ないとあきらめる前に、日々の努力が必要なのでしょうね。
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