「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

世界の子どもの「勉強事情」

2007-07-23 11:25:04 | 日記
夏休みになり、新聞の子どもコーナーでは、世界の子どもたちの夏休みの様子や勉強事情について、現地に住んでいる熊本出身の方たちからのリポートが掲載されました。
その中に、近所の娘さんからのリポートもあり、びっくりです。

アメリカ(ロサンゼルス)では、6月中ごろに修了式があり、9月初めが新学期です。
3ヶ月近くも宿題がないとのんびりできそうですが、キャンプや家の手伝いなどの生活体験を積んで、自主性と社会性を延ばすのに活用されます。
小学校5年生以上になると、習熟度別の学級編成になり、全米一斉テストの平均点や学校ランキングが新聞などで公表されるので、学校を移るために夏休み中に引っ越しをする家庭もあるそうです。
エリート大学への進学には内申書も重視され、リーダーシップやボランティア活動などでも高い評価が必要です。ただ、大学は勉強するために行くところですから、どの大学に入ったか、ではなく、何を学んだかが大切にされるそうです。

ドイツでは、8月下旬に新学年が始まるので、夏休みの宿題はなく、多くの家庭が自宅を離れ、自然の中で夏を楽しみます。
その代わり、普段の勉強が大変で、定期試験はありませんが、予告なしのテストがこまめにあり、授業中の態度も成績に大きくかかわってくるので、ふだんの学習態度が大切です。
日本のように、みんな一緒に学年が上がっていくわけではなく、学年が上がるほど留年、退学があたり前になってくるので、みんな積極的になるのかもしれません。
ドイツでも塾はありますが、補習のためのもので、それぞれの自学自習が基本になっています。

ボリビアは南半球にあり、今は寒い時季で、6月下旬から7月中旬が冬休みです。
日本のような学習塾はなく、宿題もあまり出ないので好きなように過ごすことができるのですが、成績が悪いと次の学年に上がれないので、一生懸命勉強しているようです。
ボリビアでは6歳で入学し、8年生まであり、都会では子どもの数が多くて、午前と午後、生徒も先生たちも入れ替わって授業を行なっているところもあるそうです。
田舎の学校では何時間も歩いて通ったり、親元を離れて学校の寮にいる子どもたちもいます。家の手伝いをするので、勉強する時間はあまりありませんが、勉強するのを楽しみにしているそうです。

西アフリカのベナンでは、都会の学校や私立の学校では宿題が出されたりしますが、地方や村の学校では宿題がないところがほとんです。その分、子どもたちは家の仕事をよく手伝っています。子守り、掃除、洗濯、水汲み、食事の準備、畑仕事に物売りなど、大人たちにとって子どもたちの手伝いは欠かせないものです。
小学生は月曜から金曜日の午前8時から正午まで授業を受け、いったん家に帰り、午後3時から5時まで学校にいきます。他の時間は家の仕事をしたり、泥だらけになって遊びまわったりしています。
6月に進級テストや卒業試験があり、その後2ヶ月の夏休みです。その間、多くの子は親の実家の田舎や、親類の家に滞在し、いつもよりたくさん家の仕事を手伝います。(青年海外協力隊員、合志市出身)

ベナンからリポートの最後に、合志市出身と書かれていたので、改めて名前を見たら、なんとすぐ近所の娘さんでした。
そういえば、前にその子のお母さんが「娘はアフリカにいる」と言われてたのを思い出しました。
その時は詳しく聞かなかったのですが、青年海外協力隊員として活躍してたんですね。
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