七月大歌舞伎夜の部２０１７

行ったのは先々週なんですが
暑さに怠けてました
大分印象も薄れているけれど
海老蔵親子の宙乗りははっきり覚えてますね
白い衣裳が素敵でした
かんげん君はこわがる風でなく、客席にお手振りするという余裕でした
幼いからむしろ平気というか、優しいお父さんなんだろうなと感じました
すっぽんから上がって、３階席の奥へ消えていきました
今回に限っては３階席が大当たりですね
私は途中までしか見えませんでした

演目は
秋葉権現回船語
通し　駄衛門花御所異聞

江戸時代に原作があり、今回複数の作者と海老蔵が作り上げた作品らしいです。

「駄衛門」は白波五人男の棟梁で、実際のモデルもいるそうです
徒党を組んで強盗しまくったらしいですが、
数えの三十で獄門ということで、なんともね

その駄衛門がこの話ではお家の乗っ取りを企んでいます
そこを、「秋葉権現」に退散させられるお話
海老蔵が駄衛門と秋葉権現に乗っ取られそうになる家の家老の弟の三役です

工夫して楽しい物語に作っていますが、まだ新作ぽいかな
忠臣蔵の腹切りの場と同じような場面があったりしてました
・・はまだか・・っていうところとか

入れ替わりも多くてあらあら・・いつのまに・・というところは
工夫されてて面白かったです

ほとんど海老蔵が回してました。大変そうだけど
かなり顔もほっそりして色気あり、実悪役はぴったりでしょう

今月は本当は獅童さんが出演される予定だったのですね
出てたらもっと厚みも出て良かったと思います

秋葉権現は東京秋葉原の地名の元である・・とか。