とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

能楽堂へ

2015年11月28日 | 古典芸能
テーマが「平家と能」です
琵琶の演奏もあるということで
久しぶりに行きました

ちょっと都会の別天地


解説する知識も経験もありませんので、簡単に。

狂言
清水座頭(きよみずざとう)

申し込んだとき気付かなかったけど
野村萬斎さんがシテ(主役)

目の見えないごぜ(字が出ない)と座頭が清水寺に
それぞれ配偶者に会いたいという願掛けに詣でて
出会い夫婦の約束をするという話

「平家」との関係は。。座頭が琵琶で平家物語をうたうということ
実際には琵琶は出てきません

というか、狂言でも能でも、女性が出て来る場合も
衣裳や被り物は女性ですが、顔や声は男性のまま
(面を付ける場合は女性の面をつける)
背景や小物もないか、代用物がおかれます
すべて想像力で感じるもの、といえそう


平家琵琶
 竹生島詣(ちくぶじまもうで)

実際に法師の姿で平家琵琶の演奏と唄
平家物語の一節で平経政(経正)が竹生島に参拝する模様

(金剛流)
 経正 古式(つねまさ こしき)
一の谷の合戦で亡くなった経正の法要が
仁和寺で行われることになり、縁の琵琶が供えられます
そこへ経正の幽霊が現れ感謝を述べながら、
現在の修羅道にいる身を恥じて消える

実際に琵琶の演奏はされません。
金剛流の特殊演出(古式)なので、本物の琵琶が出てきます。


最近は座席の前に簡単な説明がでるし、
今日の演目は全体に分かりやすかったと思います。


全体に空想に任せるというところが、私は好きですが
静かな動きと太鼓・鼓の演奏で、眠くなるのは事実
実際そこここで、寝てる観客が多いです(笑)
贅沢な休養でしょうか

晩秋のいい一日になりました

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4 コメント

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ゆたかな・・・・ (TAMU)
2015-11-28 23:35:11
お能はテレビ以外では薪能しか観たことがないの。
1回、本物を観てみたいな。。。

そうそう、抽象的で、観る人の想像力をあくまでも信じる...という芸能よね。
必ず、死の世界..というか、あの世の観念(未練? 怨念?)と行き来するというのが決まりごとなの?
幽玄の世界とは、よく聞くけれど... ???

いかにも国内で戦乱がつづいた時代に武士に好まれた芸能だなぁ..と
半端な知識の中で思っています。

今年こそ平家物語を読もう!と思いながら、ついに年末近くなっちゃったわ!

琵琶の音色は大好きです 
TAMUさん (ちーた)
2015-11-29 14:49:15
私は野外での能、神社とか薪能に行ったことがないんですよ。一度はと、憧れています。
ただこの国立能楽堂は屋根付きですし、野外の雰囲気はあるんですよ。まさに感じろ!ですね。

死の世界との行き来の話が多いようですが、必ずではないように思います。
私が初めて見た能は「安宅」で歌舞伎の勧進帳とほぼ同じです。でもこういうのは少ないみたいです。

琵琶って昔聴いたような気がするんですが、今回ちょっと記憶の音と違って、ちょっと物足りなかったですよ。
演奏よりうたを頑張っておられたようです 汗
Unknown (kaz)
2015-11-29 17:14:38
近所の友達が謡を習っていて、舞いも始めて、その発表会に何回か行きました。
もちろん素人芸ですが、その流派の舞台で、回りはプロなので、なかなかです。
いつだか、ついうとうとし、眠ってしまい、彼女に打ち明けたところ、眠くなるほど気持ちよいということだからいいのよ、と、言われました(笑)
歌舞伎観賞のときにも、ねむくなるときがありますが、そう考えることにしています。
kazさん (ちーた)
2015-11-29 22:38:43
謡とか舞って年令行ってからの趣味には最高かなと思いますね。

そうそう・・うとうとしながら見てて、良いところで目を覚ますというのが余裕のある鑑賞法かもですね。
音楽なんかもそういう感じですよね(笑)
けっこう、そういった観客多いですよ。
いいとこでなぜか目を覚ますという・・・
わたしは寝過すのが恐いので寝ないで頑張ります

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