ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

小径車のホイール、シマノHB-4500、ティアグラハブのグリスアップ

2014-02-07 02:01:13 | メンテナンス

2011年の秋に我が家にやって来た小径車、KHS・F20RCですが、これまで累計走行距離として2500kmは走っていると思います。その間、このホイールのメンテナンスを全くしていないので、ハブの清掃&グリスアップ、そして玉当りの再調整を自宅で行ってみました。その時に参考にしたのが、このブログ→「Kinoの自転車日記」のハブメンテナンスの記事。このブログは、宝塚市在住の自転車メカニックのkinoさんの手によるロードバイクメンテナンス記事中心の大人気ブログです。なかなか真似はできませんが、ロードバイクメンテの大抵の事はこのブログに載っているのではないかなぁ。

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ホイールは、ハブにシマノ・ティアグラHB-4500、リムはPOWERTOOLSのアルミ。完成車に付いていたリムなので廉価版のモノだろうと思います。径が小さいこともあって剛性が高く振れもほとんど出ていませんでした。ただ回転はガタが出ている程ではありませんが、内部のグリスがずいぶんと減ってゴリゴリまではいかずとも、スリスリと回転の抵抗を感じます。


用意した道具はこんな感じです。工具にシマノの13mmペダルスパナとモンキーレンチとマイナスドライバー。グリスはシマノ・デュラエースプレミアムグリス(チューブ入り)、そしてAZのパーツクリーナーです。チェーンディグリーザーとデュラスペシャルグリスは特に出番はありませんでした。


シマノHB4500ティアグラのハブですね。カップ&コーン方式なので、自分でグリスアップ玉押し調整が簡単に出来てしまいます。


ハブの一番外側にある厚さのあるロックナットにモンキーレンチ、ハブの付け根にある玉押しに13mmのハブスパナをセットしてロックナットを外します。


ロックナットは簡単は力を入れるとすぐに緩みます。ロックナット、ワッシャー、玉押し、防水のシールを外していきます。何も難しいことはありません。簡単に外れていきます。


そして、シールキャップを取り出すとベアリングとハブの内部が姿を現します。薄らと汚れていますが、思ったよりもグリスが減っていました。ハブ内部のグリスがこのまま減っていくと、ハブ内部の色々な箇所がダメージを受けて修復困難になってしまうところでした。元々使われていたグリスは粘度が弱めのモノだったのかもしれません。


マイナスドライバーの先っちょを使ってベアリングの鋼球を取り出し、玉受けはクリーナーを使って拭き掃除をします。ピッカピカになりました。玉受けに特に傷もなく大丈夫のようです。


鋼球はパーツクリーナー液を浸した小さなビンに入れて付け洗いです。洗った後はキッチンペーパーを使って1つ1つ汚れを取ります。


玉押しもクリーンアップ。すっかり綺麗になりました。しかし、グリスが減っていたので、このまま乗り続けていたらキズが付いていたかもしれません。



玉受けに新しいグリスを注入します。デュラエースプレミアムグリスはシマノの推奨ハブ用グリスなので間違いはないでしょう。耐久性、防水性を考慮して多目にグリスを入れておきます。


ベアリング鋼球を並べてさらにグリスを注入します。


玉押し、防水シールにも入念にグリスを入れておきます。グリスを入れすぎると回転が渋くなるのですが、普段使いのホイールハブなので、耐久性が何より一番です。


そして、ワッシャーとロックナットを嵌め直してモンキーレンチとハブスパナで玉押し調整をしてやります。少しキツメに締めてガタ付きが出にくいようなセッティングにします。


メンテナンスが完了したホイールを回してみると、予想外なほどに滑らか&スムーズな回転。グリスを多目に注入したので、もう少し渋い回転かと思っていましたが、ヌーーーーっと滑らかにホイールが回転してくれました。メンテ前はよっぽどグリスが減っていたようです。シマノのカップ&コーン式のハブは以上のようにメンテも簡単で、やってみると予想外に効果もあってやった甲斐があったというものです。同じように後輪ハブもメンテしなくちゃいけないですね。

カンパのUSBハブ、CULTハブも自分にメンテナンスできるようになりたいですね♪

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鍛造ダウンサイジング (画期的素材)
2014-08-17 00:40:44
 それにしても日立金属製の高性能冷間工具鋼SLD-MAGIC(S-MAGIC)の自己潤滑性の評価が高い。塑性加工金型のカジリを防ぐメカニズムが最近わかったようで、摩擦面に吸着している微量なオイルを自動的にナノベアリング状の結晶へ変換されるとのこと。耐カジリ性(耐焼付き性)の指標であるPV値も通常の鉄鋼材料の6倍と世界最高水準と報告されている。
 これはどういうことかというと、例えば自動車のエンジンや動力伝達系部品のしゅう動面積を1/6にすることを意味し、大幅な軽量化による低燃費化が期待できることを意味している。トライボロジー技術にはまだまだ発展する物理・力学的な未知が多いように思われる。
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ららさんへ。 (fumitaro)
2014-02-08 03:46:58
おはようございます。

ららさんは、メンテは専ら一条にお任せでしたね。
ショップの腕は確かでしょうから間違いはないと
思います。けど、自分で出来る部分が少しでも増
えてくると楽しいですよ。ほんと。

ぜひぜひチャレンジしてみて欲しいなぁと思います。
ますはチェーンや各所の注油とかで良いと思いま
すよ(^^)/
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アラーキーさんへ。 (ffumitaro)
2014-02-08 03:40:23
おはようございます。
CULTは分解してもグリスが入っていないというの
がウリでしたけど、じゃあやっぱり整備はしなくて
いいのでしょうかね~??玉当り調整は簡単に
出来てしまいますけ・・・。


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mozzmarrさんへ (fumitaro)
2014-02-08 03:37:56
おはようございます。
器用かどうかは分かりませんが(-_-;)
自転車のことを知りたいという気持ちがある
ので、できる限りのメンテは自分でしたいな~
という思いがあるだけですよ(^^)/

家に場所があれば、整備部屋みたいなの
作りたいなぁ。
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よねさんへ。 (fumitaro)
2014-02-07 23:54:19
こんばんは。
そうですね。ヘッドパーツのメンテも大事ですよね。
特にクロモリフレームはそうした部分に錆を呼ぶので
定期的なメンテナンスが必要ですよね。
AZのリチウムグリスですか。今度試してみます。
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DOMANE4.0さんへ。 (fumitaro)
2014-02-07 23:49:15
こんばんは。
物事はどんな事でも良し悪しがあると思うのですけど、
一条は顧客に対する面倒見がよ過ぎますよね。それで
助けられている部分が間違いなくあるので、それをどうこ
うは言えないのも分かっていますが、その面倒見の良さ
を越えて、自分できることは自分でしていかないと、自分
の中に蓄積されてくるものがないと思うのです。
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Unknown (DOMANE4.0)
2014-02-07 23:01:24
こんばんは(^_^)v

へぇ~(゜o゜) 御自身でメンテができる事は、本当に羨ましいですね。私もフレーム等の清掃とチェーンへの注油くらいしかできませんので・・・それ以外は全てショップ任せですね、ただこうして拝見していると、ららさんと同じく、できそうな気もしますが、私もやめときます^_^;
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Unknown (らら)
2014-02-07 21:37:17
こんばんは。

これほど丁寧に写真アップしてもらえると、私でもできそうな気になります。
でも、やめときます(^_^;)
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Unknown (アラーキー)
2014-02-07 21:14:14
メンテすることでどんなメカになっているのかが解ってきて楽しいですね(^^) CULTも一度分解しましたよ。初めからグリス入ってないからちょっと気持ち悪いです(^^;
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Unknown (mozzmarr)
2014-02-07 21:08:50
こんばんは。

いや~いつも思うんですがfumitaroさんは器用ですね。
私はメンテはまったくで興味はないわけやないんですが
いつもショップ任せです。
それにしてもAZは庶民の味方です♪
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Unknown (よね)
2014-02-07 10:30:13
グリスアップは楽しいですよね。自分もよくやります。
ヘッドパーツも結構グリス汚れ、切れをおこしています。
ハンドリングにかかわるので点検されるほうがいいですよ。
あとリアダンパーも。グリスは色々試しましたがAZのリチウムグリスがなかなか優れものです。季節によって使い分けとか。がんばってください(^^)
☆kinoさんのブログご覧になってるのならカンパも簡単にできますよ。
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Finlandia さんへ。 (fumitaro )
2014-02-07 08:24:40
なんでサムライ口調やねん!とツッコミを入れておいてと、
アドバイスありがとうございます。元のグリスもデュラが
古くなったような色してましたけど、枯れる2歩手前みた
な感じでした。グリスアップでこんなに回転変わるなら、
他のホイールも気になりますね。明日は雨らしいので、他
もやっちゃおうかな。
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Unknown (Finlandia)
2014-02-07 06:54:01
シマノ製のハブはメンテ効率を考えて作られているので、メンテしやすくて良いでござるな(^O^)流石!日本メーカ!
デュラ・グリスは、硬そうですが水で流出しやすいので、タマにグリスアップする必要があるでござる。カンパ・グリスは…転がりは良いのでござるが、軟らか過ぎて損耗が激しいでござるf^_^;
因みに拙者は、練習ホイールには産業ロボット用のグリスを使ってるでござるよ。
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