愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

事実は小説よりも奇なり

2007-05-22 11:28:03 | 人生
 きっと、きっと誰だって生きてれば不思議な光景を目にすることはあるはず…。

 「ヨコハマメリー」さんのところで書きたかった事なんですが、
 私が結婚前(かれこれ20数年前)私鉄駅前の、あるお店で働いていた時のことなんですが、

 毎朝のように、ある不思議な女性を見かけていました。

 顔からすると、中年…私の印象では50代くらいの女性なのですが、
 身長は160㎝くらいはあり、体型は中肉中背、いつも膝が見えるミニ・スカートで、洋服の色は原色系が多かったような気がします。イメージしとしてはロカビリー時代(?)か なんかのポニーテールの女の子のファッションをモチーフにしてるなかな…という印象でした。
 髪の毛はいつもアップにしてて、時々かわいらしいカチューシャをしてました。
 でも、全体的に安っぽい服装でした。
 
 メイクは?というと、それがノーメイクなんです。
 だから顔だけ見てると普通の中年のオバちゃんという感じで、だから余計異様に見えたのか、脳裏に焼き付いてしまい…私の頭の中で、どんどんデコレーションしてしまったのかも知れませんが、でも、きっと誰が見ても「?・?」と感じてしまうと思います。

 だけど、私もクラ~い系の女なもんですから、長年その「不思議なオバサン」をそっと胸の内に封印し続けてきました。でも、どうも「ヨコハマメリー」さんの映像に出会ってしまってから、その不思議なオバサンが、フツフツと私の中で蘇ってきてしまいました。
 何気ない日常、毎日セカセカ働いて(ワーキングメモリーが人より小っちゃい分、雇い主にクレーム付けられないように必死に働いてたんです)、余裕がない時に異様なオバサンが私の脇を通り過ぎるのは、何と申しましょうか…「なんでそんな格好なの?」と声もかけることも私にはおこがましい事だと信じてました。
 
 そのオバサンは今でも私の中に生き続けています。
 浅黒い肌に、黄色のTシャツにミニのフレアースカート、素足には くたびれたサンダル、日傘さして無表情に私の前を通り過ぎます。

 電車を利用してるということは、お勤めか…?どこに勤めていたのか、今だに私の中の謎の一つです。

 当時、普通に生きなくちゃ、普通に生きなければ恥ずかしいと思ってました。
 
 今だって、普通に生きられないことを主張しながら生きることって、決して楽な事ではないと思います。
 
 「私は普通に生きられないのよ」という生き方をしていた「メリー」さんやミニスカートのオバさんが、今になって愛おしくてたまりません…。 
コメント
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