With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

読書日記

2006年09月04日 | 日常
電車で会社に行くときは、秋になったからというわけじゃないけど、結構本を読む
会社帰り、電車に乗る前に本屋さんに立ち寄って、適当に選んで電車に乗りこむ。

池袋駅周辺には大型書店がジュンク堂と、池袋西武内にリブロがある。
けれどちょっと改札からは離れた場所にあって、わざわざ行って駅まで戻ってくると1時間くらいロスしそうなので(まあ、慌てて帰る必要もまったくないんだけれど)、もっぱら会社から池袋駅までの通り道にある、小さめの本屋さんを利用する。

今日レジ前の平台に山積みになった本から選んだのは、「芥川賞受賞作!」のオビも華やかな「8月の路上に捨てる」。
作者の伊藤たかみさんは、確か自分より1コ上で同世代
どんな文章書いて芥川賞なんか取ったんだろうと、内容よりもそっちの興味の方が大きくて買った。

電車に乗り込んで、本を開いてみてびっくり!。字がでかい!
こんな大きな字の本は生まれて初めて読んだかも知れない。しかも紙質がかなりぶ厚い。こりゃ文庫本になったら、6ミリくらいの厚さになっちゃうんじゃないか。
電車に乗ってる約50分の間に読み終わってしまった

内容は、ある若いカップルの離婚までの道のりを描いたもの。
主人公の男が夏のある一日、職場の姉貴的存在の女性上司に話しを打ち明けながら話しは進んでいく。風景、情景描写が巧みで、字がデカイからというだけでなく、まるで短編映画を見てるみたいに一気に読み終わってしまった。

自分は、離婚はおろか結婚もしたことないけれど、ずっと昔にこんな別れもあったなあと、あんなに仲良かったのに、すれ違ってそして壊れていく関係を見て、思い出してなんだかヘンな気持ちになった。でも最後のある場面にちょっとだけホッとするような気持ちになれた。

別れを男目線から描いているってのも結構珍しいんじゃないかな?。
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