初詣、初顔合わせや初仕事など、この時期にはやはり「初」という言葉が冠に付き、
なにか心新たな感じを受けます。
季節感を大切にする「茶の湯」の世界においても、この1月中旬頃に
「初釜~はつがま~」というイベントがあるそうです。
普段時間が違うなどで会うことがないお稽古仲間が一同に会し、お互いご挨拶をする行事です。
この席で、主役になる和菓子がこの時期よく見かける「花びら餅」です。
はなびら餅とは、京都の方でお正月にだけ食べる伝統の御菓子で、
柔らかいお餅に京都のお雑煮に見立てた白味噌のあんこにゴボウを包んであるのが特徴のお菓子です。
毎年花びら餅を見かけると、なにか新年をあらためて感じます。
何気ないお菓子でも、季節を感じらるこのような伝統って、本当に素敵ですね☆
皆さんも、普段なかなか会えないお友達を誘って「初釜」なんかは如何がでしょうか?
簡単に抹茶を点てたり、お煎茶でもいいかも知れません。
上野公園は桜の酒席で有名ですが、ちょっとゴザを引いて、国立博物館を見ながらの
野点(のだて)もおすすめですよ。
是非上野で季節の寒さを感じるのもたまにはいいかも知れませんね。
(くれぐれも風邪にはお気をつけて)
また今年の「猪突猛進」をいいスタートを!!