季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

茶道具「お茶碗」のお話 /東京都茶業組合

2021-11-08 11:26:57 | Weblog

東京都茶協同組合ウェブサイト「茶道具の話編」

 

皆さんこんにちは、秋真っ盛り、いかがお過ごしでしょうか?

 



11月は新茶の季節で、「茶人の正月」と、昔から言われたりいたします。

 


「何を言ってるんだ?」と思われるかと思いますが、

 

 

11月は茶道の世界では「口切の儀」(くちきりのぎ)というものが行われる季節です。

 

 

口切の儀とは、昔は茶は茶壷で保存しておりましたが、新茶の頃(4~5月)に収穫された茶を、

 

 

茶壷に保管し封をして、夏を冷涼な山間地の洞窟などで寝かせて、この時期に封を切って、

 

 

その年の新茶を初めて味わうという行事です。かの家康公も楽しまれたイベントです。

 

 

なぜこんなことをするかというと、新茶の時期のお茶は新鮮味があり力強く、若々しい風味が特徴ですが、


 

少し深みが足りないという点もあります。しかし、夏を越すと、その尖がった味が熟成され深みが増してくるので、


 

この時期のお茶を「蔵出し茶」などと言っているお茶もあります。

 

 

もちろん全部が全部そうなるのではなく、中には夏を越しても深みが出ない、あまり力のないお茶もありますが、

 

 

そういったお茶を「秋落ち」したなどと茶の業界では表現したりもします。


 

 

これを新茶の時期に見分けるのも我々プロの仕事でもありますが。

 

 

 

と、前置きが長くなりましたが、今回、お茶の組合の記事では茶道具のひとつ、お茶碗のお話をさせて頂いております。

 

 

お茶は、日常の飲み物として位置づけ、お茶屋ではお茶の葉を販売し、お客様は急須で淹れてその味を楽しまれるわけですが、

 

 

昔の茶と言えば、大名や武家、文人墨客などで茶が流行した時代は「お茶飲む」ことはもちろんですが、その道具や仕付け、雰囲気など、

 

 

ある意味「ロックンロール」なんだと思います。俺のスタイル、俺の流行り、マイブームのような。

 

 

毎日コーヒーを飲まれる方は、飲料として飲む方もいらっしゃいますが、家にコーヒーメーカーがあり、丁寧にいれて味わうライフスタイルを楽しまれているともいえ、

 

 

スターバックスも、あの雰囲気、文化が好まれているということも言えなくもないかと思います(と、個人的には思ってますが・・・すいません)

 

 

ですので、茶道にしても、煎茶の急須にしても「こんな道具使ってる俺、どうよ?」的な、トレンドがあり、それが「イケてる~♪」となると、

 

 

 

そんな茶器が流行ります。「やっぱ、侘び寂びが最高でショ」という感じで。

 

 

 

記事は簡単な紹介ではありますが、ご興味があられましたら、是非色々とグーグルなどで検索して頂き、出来れば実際にいろいろな茶器をご覧になって、

 

 

 

昔の方々のロックンロールを共有して頂けたら、とても面白いのではないかと思います。

 

 

 

お茶が堅苦しい世界と思われていると思いますが、日本茶はロックンロールです(笑)

 

 

 

世露詩句!

コメント
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