「だから言ったじゃない、早くやりなさいって」
この文をご覧の皆様には当てはまならいかと存じますが、
夏休みの宿題を最後までやらないタイプの人間です、こんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます。
ついに、「ムンク展」「ルーベンス展」が終わってしまいました。少し物悲しい冬を迎えた気分です。
本ブログで常々「特別展は会期終わりは必ず混みますよ!」と警鐘を鳴らしておりましたが、
私自身、この週末に、両特別展を駆け込みで観覧して参りました。
『ムンク展』
地の利で、リアルタイム混雑状況を確認して空いたら出掛けようと思いましたが・・・
そうです。空く時間なんてありません。
最終日の朝、開園30分前。気持ちが折れそうな長さ
ぐる~っと回って
金曜日の夜は開園時間が長く、閉室1時間前7時に現地に行きましたが、場内混雑と入り口で30分待ちとの
掲示に安易な気持ちで諦め、翌日に土曜日に賭けました。まあ無理でした。
土曜日の夕方、「観る」という強い意志で80分の行列に並びました。この80分「ついに観れる」と思うと意外に短く感じます。
(↓この位置から70分。ずーと~中庭を回って、さらにエスカレーターを降りて館内でも並ぶ)
館内、特に【叫び】前は大混雑でした。
子どもには、<お絵かき先生>を貸出してくれます。ですので、子供は気に入った作品を細部まで見たりしています。
(「叫び」の目は黒ではない!と言っていました)
『ルーベンス展』
こちらも開園前。入り口から建物曲がって、左の奥の方までずら~っと。
こちらも常時混んでいますが、地の利作戦で、ムンク展は金曜日のみ夜8時までですが、
ルーベンス展は、金曜日と土曜日も夜8時までです。この時間は、意外と盲点で
「チャンス!」と思い、ムンク展の後に行ってみました。
券売所は少し列が出来ていましたが、入場はスムーズには入れました。
しかし、当たり前ですが、館内はすごく混んでいます。結構ぎゅうぎゅうな感じで。
ですが、作品が大きなものが多く、大きな室内に展示されているので、あまり圧迫感は感じませんでした。
いや、しかし本当にすごいですね。400年前にこの絵を描いたなんて。
日本では、時は戦国、秀吉・信長の時代です。
「フランダースの犬」の最終回を観ていったので、感動もひとしおです。(素人なのですいません)
こちらは、子供には鑑賞のパスポートなる冊子を配布してくれます。
どういう点をみたら面白いかなど、詳しくフリガナ付きで書いてあります。
どちらの特別展も中学生までは無料です。
大人がゆっくり鑑賞するのもすごくいいですし、贅沢な時間です。
でも、もし行ける余裕や、鑑賞できる余裕があれば、
子どもでも楽しめる、学べるように工夫してありますので、今後の特別展でも、子ども連れも強くオススメします。
ただ今にして思うのは、どちらももう一回観てみたい・・・そんな余韻が残るのが名作なのでしょうか。子供そう言います。
そして本日の本題です。
次の東京都美術館の特別展は「奇想の系譜展」 (←ホームページへリンク)です。
これは、「・・・岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳に、白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8人の代表作を一堂に・・・」とあります。
もうこのメンバーを見ただけで、混雑のフラグが、あ~これは大変だな~という気がしております。会期も、春休み、桜の時期が絡んでます。特に会期末は満開の頃です。
「先んずれば制す」とは、史記の言葉ですが、人を制すわけではありませんが、こればかりは本当に「早め」をおすすめします。
だいたい会期はじめは熱心なファンがいらっしゃるので、多少混むのかな~と思いますので、2月中盤から3月初旬ならば、
全体を通せば、多少ゆっくり鑑賞できるとふんでいます(すいません、朝の並び状況から見る経験値ですので、確実ではありません)
きっと3月後半は行列必至です。
国立西洋美術館は今後は「コルビジュエ展」、東京国立博物館は現在「顔真卿(がんしんけい)」が開催中です。「顔真卿」は、ツウ好みでそんなに混まないかな~
と思っていましたが、朝開園前は結構、かなり並んでいます。(自分の感覚のアテが外れてますが)
是非是非、まだまだ上野の特別展、今年も素晴らしい作品が目白押しですので、また1回でも多く上野にお越し下さることをお待ちしております。