早いもので今年も前半が終わりました。
その最初の日、7月1日NHK「ためしてガッテン」では、 「スーパー緑茶」と題して、お茶の特集が放映されました。
お茶の専門店・専門家を自称する茶業者にとっては、「お客様、なんでもお聞きください!」と言いたいところです。
そうです、「スーパー緑茶」は、決してスーパーの緑茶売り場のお茶に非ず!と、久々の脚光に胸が躍るところですが、
「エピガロカテキン」・・・
正直、よくわかりません。
誤解のないように申し上げると、分からなくはないです。知っているのですが、今まで「カテキン」というと、「エピガロカテキンガレート」という成分が
もっとも有名で、認識としては、カテキン=エピガロカテキンガレートでした。
カテキンは4つに分けられると言われています。「エピカテキン」「エピカテキンガレート」「エピガロカテキン」「エピガロカテキンガレート」です。
そして、抗ガン作用や、抗酸化、抗菌、高血圧や糖尿の効果、ダイエット効果に至るまで、「エピガロカテキンガレート」の作用で、
主な研究や研究結果も、茶業者が目にするのは「エピガロカテキンガレート」ばかりでした。
しかし、一か月ほど前に「べにふうき」(花粉症に効果的な品種茶)の研究開発で有名な「農研機構」(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の
山本万里先生が、「世界一受けたい授業」で、「エピガロカテキン」というキーワードを出されてから、にわかにブームのような様相を呈してきました。
手持ちの資料でもなかなかデータ的な詳細もなく、まさに「どらえも~ん」という状況で、フッと思いだしました。
当店に4月から「どらえもん」ならぬ、ちょっと体格の良い男性新入社員が入りました。
その彼は、この3月までそれこそ「農研機構」の野菜茶業研究所で農業研修生として研修していました。
しかも、人づてに「彼はお茶の機能性を専攻してたよ」と。
早速話を聞いてみると、知ってるではないですか! 「エピガロカテキン」について。
そこでようやく、なるほど!! と社員も理解でき、急ぎ文章にしてもらいましたが、なんとなく今一歩、うまく伝えられない・・・
「話せばわかる」のですが・・・
まさに、当店は、専門店としてお茶自体やそういった専門性でお役に立てるとは自負しておりますが、いかんせん伝え方が下手で、
高倉健さんなら「不器用な男ですから」で、画になりますが、これから、お客様方にどうお伝えするかを、
さらに学んでいかなくてはと、反省した次第です。
ご興味があられましたら、当店のお近くにお越しの際は、是非ともお立ち寄り頂きたいと思います。
たどたどしいですが、言葉でお伝えできればと思います。よろしくお願い致します。