5枚、10枚と必要なだけ小分けで買え、色も選べました。
今は玩具用のセルロイドを使うのは私だけになり、
1ロット単位のオーダーでなければ、セルロイドを作ってもらえません。
1ロットは130キログラム。
生地の枚数にすると150枚くらいです。
セルロイドをミーコだけでは使い切れないので、
縁起物のエビス様と大黒様にも使っています。
今日の仕事はこれを40型プレス成形しました。
生地問屋へミーコ用のセルロイドを頼んだら、
問屋の人がすぐに飛んできました。
セルロイドは日本と中国の合弁会社が上海の工場で作っています。
上海では2010年に万国博覧会が開催されますが、
セルロイド工場はその万博会場用地に懸かって立ち退くことになり、
新しい工場を今までの所から30キロほど離れたところに作りました。
セルロイドが中国で生産されているのは、
卓球のピンポン玉用の需要が多いからです。
工場移転で生産が一時止まり、
再開後は需要の多いものを優先的に作るそうで、
ミーコ用のセルロイドの生産は後回しになり、
いつ出来るかわからないと言われました。
日本のセルロイドの窓口・ダイセル・ファインケムに、
セルロイドがいつ出来るか問い合わせてみると言って、
生地問屋の人は帰って行きました。
生地の在庫が少なくなっているので、
ちょっと困ったことになりました。
夕方、生地問屋から電話がありました。
「社長、よいニュースですよ」
「なんですか?」
「実はダイセルさんが工場の操業停止を見越して、
得意先が必要なセルロイドを作り置いていました。
玩具用の肌生地も出来ていて、倉庫にあるそうです」
ということで、在庫が切れてもすぐにセルロイドが入って来るので、
ミーコを作るのに支障がなくなり、ホッとしています。
文化放送「くにまるワイド・ごぜんさま~」
日本の匠のコーナーに出演してきました。
http://www.joqr.co.jp/gozen/
午前9時15分、浜松町に新装成った文化放送に着きました。
玄関ロビーの美しい受付嬢に名刺を渡して来意を告げると、
「9階の第一スタジオにどうぞ」と、言われました。
エレベーターで9階に行くと、番組の構成作家さんが出迎えてくれました。
文化放送は7月に新しいビルに移転したばかりなので、
どこもかしこも真新しくてピカピカです。
第一スタジオの控え室は広くて、ゆったりしています。
テーブルに案内されて、お茶と台本をもらいました。
台本を読んでおいてくださいと言われてページをめくると、
私のHPをよく調べてくれていたのか、
私よりもセルロイドのことを知っているのでびっくりしました。
控え室で台本のチェックをしていると、
番組パーソナリティの野村邦丸さんが挨拶に来られました。
簡単な挨拶を交わし、さらに台本に目を通して出番を待ちました。
10時、スタジオ入り。ちょっと緊張しました。
野村邦丸さんと向かい合う形で席に付きました。
持参したミーコやガラガラなどをテーブルに並べてスタンバイ。
(調整卓の左奥がスタジオです)
10時5分、ON AIR。番組はラジオ版プロジェクトXの趣きで、
中島みゆきのテーマソングで始まりました。
初めは緊張していましたが、邦丸さんのふっくらと穏やかな顔を見て、
心なしか緊張がほぐれました。
台本をスタジオに忘れてきたので、番組の進行具合を覚えていないのですが、
セルロイドのことやミーコを作ったきっかけなどを話しました。
さすが邦丸さんは文化放送ナンバーワンのアナウンサーです。
台本はあるのですが、ほとんど当意即妙で話を進めて行きます。
私もまったく台本を見ず、落ち着いて話が出来ました。
10時20分、番組終了。
15分も話が持つか心配していましたが、終わってみればアッという間で、
十分に話が出来ずにもの足りない気分でした。
邦丸さんにサインをお願いしたら、快く引き受けてくれました。
持参したミーコやガラガラは番組に呼んでくれた御礼に、
邦丸さんにプレゼントして来ました。
控え室に戻ると構成作家さんが、
邦丸さんと記念撮影をしますかと声をかけてくれました。
次の番組のコーナーの合間を縫って、
邦丸さんが控え室に来てくれました。
構成作家さんが撮ってくれたのがこの写真です。
「頂いたミーコは私の家に飾らせてもらいます」
と、邦丸さんは言って握手をしてくれました。
10時40分、文化放送を出ました。