アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男

ヒューマン・トラストシネマ有楽町で、
「アイヒマンを追え！」（独映画）を観てきました。
数百万人のユダヤ人を強制収容所へ送り込んだアドルフ・アイヒマン。
ドイツ人の検事長フリッツ・バウアーは海外に逃亡したアイヒマンを捕まえて、
ドイツで裁判に掛けることに執念を燃やしています。
しかし、ドイツの捜査機関にはナチスの残党がいるので彼らを信用できず、
バウアーはアイヒマンがアルゼンチンに隠れていることを、
イスラエルの諜報機関モサドに知らせ、逮捕するように要請します。
だが、それはドイツの国家反逆罪に問われる危険なことです。
バウアーはアイヒマンを捕まえるためにナチスの残党の脅しに屈せず、
アイヒマンを追い詰めて行きます。
孤軍奮闘のバウアーを助ける若い検事アンガーマンが、
ハニートラップに引っかかるエピソードの結末にホロリとさせられました。
サスペンスタッチの映画に最後まで引き込まれて観ました。
平日の昼間の上映にもかかわらず、年配の観客で満員でした。
☆☆☆☆☆の佳作です。