2006年6月、母猫が子猫を5匹連れて庭先に現れるようになりました。
可愛いのでついつい餌を上げていると、親子揃って毎日、来るようになりました。
1匹か2匹くらいなら飼ってみようかと思い、逃げ回る子猫を捕まえようとすると、
母猫が恐い顔をしてシャーと威嚇します。
7月、8月になると毎朝夕、顔を出すようになりました。
でも野良猫の習性でなつかず、近づこうとするとすぐに逃げてゆきます。
9月になると子猫たちは家の中をのぞきに来るようになりましたが、
警戒心が強くて敷居をまたいで中に入ることはありません。
10月、母猫は姿を見せなくなり、5匹の子猫だけが来るようになりました。
私は懐かないこの子たちを飼うつもりはなくて、来れば餌やりだけはしていました。
そして11月、私は腎不全で入院することになりました。
1ヶ月ほどの入院で帰宅しました。
長い間、家を空けていたので子猫たちはもう居なくなったろうと思っていましたが、
なんと、私の帰りを待っていたかのように5匹揃って出迎えてくれました。
餌やりをするものが居ないのにどうして1ヶ月も暮らしていたのか不思議でしたが、
私がいない間は母猫が姿を見せて、子猫の面倒を見ていたようです。
猫たちが私の帰りを待っていてくれたのかと思うと愛おしくて、
みんなまとめて飼って上げることにしました。
左から、クニちゃん、ヨモ、クロ、ミルコ、キミちゃん