ひよりみ日記

セルロイド人形ミーコと
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飼い主セルやの日常

セルロイド・ドリーム(HP)

セルロイドの仕事

2007-08-20 20:49:14 | Weblog
太田さんという80才の女性が読売新聞の記事を見て、電話をくれました。
太田さんは1年前に亡くなったご主人と一緒に、
戦前から墨田区向島でセルロイド玩具を作っていました。
プレス機械を4台持って、プレス職人がセルロイドの成形をしていました。
彩色や取り付けなどは葛飾区四つ木に仕事を出していたそうです。
パープーなどのセルロイド人形や起きあがりこぼしを作っていて、
セルロイドの櫛も作ったことがあると話していました。
終戦後、セルロイドが手に入り難かったときには、
黒いセルロイドで作った鯛でも飛ぶように売れたそうです。

セルロイドの仕事は昭和30年代初めにやめて、
その後はソフトビニールの人形を作っていましたが、
今は玩具の仕事はしていないとのことでした。
金型はセルロイドをやめたときにすべて処分したそうです。

先日の「ちぃ散歩」も見てくれたようで、
まだセルロイドの仕事をしている私を知ったら、
亡くなったご主人が喜んだろうと言っていました。
コメント (2)
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