CB250エクスポート

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CB250エクスポート 旧車の正しい慣らし運転?。12,000回転を楽しむ。

2017-05-25 21:16:41 | 修理

先日2月3日にCB92が非力だは、間違っている、を投稿した。
慣らし運転が出来ていないことが想像できたので、旧車の正し
い慣らし運転の方法を述べます。

ここで言う旧車とは、1960年代の350㏄以下のホンダ車とし
ます。(72系は無理かも)
1960年代の話なので、現代の器械でボーリングされたシリン
ダーや、現在のピストンを流用したオーバーホールの場合は、
参考程度に読んでください。私には分かりませんので。

当時の技術では、まだ熱膨張による歪を制御できていませんで
した。ですから慣らし運転で一番大事なことは、この歪を極端
な話、こすれ合っているパーツ同士削あって、最大公約数を求
めていく作業なのです?。
これを高回転でやると、イコール慣らし運転をしないで高回転
にすると、たちまち焼き付いてしまう、という訳なのです。

ではどうするかというと、キーワードは短時間の間に「低回転
で高熱にする」、「低回転で熱膨張させる」です。
3速か4速ギアを使います。アクセルをフルオープンにします。
でも、絶対にノッキングさせてはいけません。
回転を上げてもいけません。
C92で説明します。4速40㎞でフルオープンです。
50kmでやめます。ノッキングするようでしたら、もうちょっ
と速度を上げるか、アクセルの開け方を滑らかにします。
絶対に50㎞は超えないようにします。

これを仕事だと思って、暇が有ったら何回もやります。
チョークを使ったりもしましょう。
新車でしたら、新車はないですよね、失礼しました。
ボーリングしたてでしたら500kmは、それこそゆっくり走りま
す。最初のオイル交換は50kmで交換します。
500kmに達してから、1500kmぐらいまでは上の作業を続けま
しょう。この間は500kmでオイル交換します。

ワイドオープン解禁は3000kmからです。
12000回転を存分に楽しんでください。
とは言っても、一瞬ですからね。12000でシフトアップするとい
うことですからね。
9000からのふけ上がりを、たまーに楽しむと言うことですから。
ピストンピンやコンロッド、クランクベアリング、タペット等のメ
ンテナンスが、完ぺきとは言いませんが、絶好調でなければ、やら
ないでくださいね。

ガソリンにバルブ潤滑剤の添加を忘れないでね。バルブシートがあ
っという間にへこんでしまいますからね。
私はインプロンを入れています。そしてもうやりません。
なーんちゃって。
だから初めに言ったとおり、「CB92が非力だといった方」、CB92
は本当に凄いんですよ。






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