話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

新装オープンはしたけれど・・・・・

2016-06-06 17:07:34 | 建築
先日、東京へ出張がありました。

その帰り、

銀座の文房具店「伊東屋」
昨年、2~3年近い期間をかけて
やっと完成オープンとなりました。

機会があればぜひ行ってみたくて
今回楽しみにしていました。

地上12階建てで間口が6m程度なので
ノッポビルです。

(画像が縦になりません、 見にくくてすいません。)
左に赤いクリップがトレードマーク看板(唯一継承している)

うん~ ちょっと残念な内容でした。

旧の建物は道路側が階段でこの幅を利用して
ゆっくり回遊しながら 中階層が有り、(中2階 中3階・・・・・・・)
ミニミニギャラリーになっていて
各階の店舗とゆるくつなっがてました。
階段の上り下りが楽しく確か6~7階だったと記憶しますが、
最上階まで階段でも楽で苦になりませんでした。

新装店はエントランスすぐにエスカレーターがあり 
これは楽ちん  ラッキー!!と
思ったら なんと6Fで終了でこの上にはエスカレーターに乗り換えです。
え~!?
エレベーターは待っても ちょっこら来ません
じゃあ 階段で行くことにしました。

7Fから12階まで きつい!
この階段はイメージ的に非常用階段です。
踏み面(足がつく平面)と蹴上(高さ)の寸法バランスがうまくいっていないです。


12階で待ち合わせた人とお茶にして
さて帰ることになり
下りることになったのですが、
またまた、、、、、エレベーターは来ません。

階段で6Fまで下りて
後はエスカレーターでと普通は自動的に考えますよね!

なんと 下りエスカレータが存在しません。

結局、ほとんどが非常用階段を上り下りでした。

疲れが倍になって帰ってきました。

ついでながら 商品は輸入品や特別高いものばかりで
普通の文具はありませんでした。

子供の頃から文具が大好きで
一時ここに就職したいな~・・・・
と思っていたくらいの片思いでしたが・・・
見事振られましたね(≧▽≦)

現在の建築基準法により いろいろ制約はあるかと
推察しますが、客目線で設計されていないようです。

旧建築の方が断然良かったです。

こんな日もあるよ