知能問題(数的処理 判断推理 数的推理 数学パズル SPI 空間把握) 解いてみてください

数的処理 判断推理 数的推理 空間把握 パズル 数学 SPI 法科大学院問題などの知能問題です。ごゆるりと…

7進法、9進法、5進法

2007年02月28日 | 整数(倍数、約数、合同式、n進法)
 7進法で表すとabとなり、9進法で表すとbaとなる数がある。この数を5進法で表すと1の位はいくらか。ただし、a、bとも自然数とする。
1 0
2 1 
3 2
4 3
5 4













【解説】
 7進法の表記でaやbが使われ、a、bは最高位にあるので0ではない。
 従って、  0<a<7、0<b<7  …… ①

 7進法のabと、9進法のbaが等しいから、
    7a+b=9b+a
      6a=8b
    ∴ 3a=4b  …… ②

 ①の範囲の自然数で考えると、0<3a<21 より、 0<4b<21。

    ∴ 0<b<21/4=5.25

 bは3の倍数なので、b=3。②より、a=4。

 7進法でab、すなわち、43と表わされる数は、十進法で、7×4+3=31

 十進法の31を5進法に直すと111となり、1の位の数字は1
                             正答 2

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29の6乗日後は何曜日

2007年02月28日 | 整数(倍数、約数、合同式、n進法)
 2001年の元旦は月曜日になるが、この元旦から29^6日後は何曜日になるか。
1 日曜日
2 月曜日
3 火曜日
4 水曜日
5 木曜日                
(29^6は29の6乗を表す)













【解説】
 1週間は7日なので、7の倍数日後の曜日は元の日と同じ曜日になる。
    29≡1 (mod 7)
であるから、
    29^6≡1^6≡1 (mod 7)
従って、月曜日の次の火曜日。               
                 正答 3


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男4人女2人 女が隣り合わない並び方

2007年02月27日 | 場合の数(順列、組合せ)
 男子4人、女子2人のあわせて6人が1列に並ぶ。女子が隣り合わないような並び方は何通りあるか。
 1 80通り  
 2 120通り  
 3 240通り  
 4 360通り  
 5 720通り












【解説】
 まず、男子4人が並び、その両端とすき間合わせて5か所のうちの2か所を選んで、女子がはいる。
  男子4人の並び方……4!=4・3・2・1=24通り
  女子2人の入り方……5C2=10通り
  求めるものは 24×10=240 (通り)
    ● ● ● ● 
   ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
                               正答 3

円盤の塗り分け

2007年02月26日 | 道順・位相(一筆書き)
 円盤に図のような区画を描き、これを絵の具で塗り分ける。ただし、線で接している区画が同じ色にならないようにする。図Ⅰの場合、4色必要である。では、図Ⅱの場合、最低何色あれば足りるか。

1 3色
2 4色
3 5色   
4 6色
5 7色

 










【解説】
一般に、4色あればどんなものでも塗り分けることが知られているので、5色以上はありえない。

 そこで、3色で塗れるかどうかを試す。

 色を数字の1、2、3、…で表すとすると、右下の図のように3色で塗れることがわかる。
             

 なお、1点に、互いに隣り合う3つの領域が集まるところがあるので、2色で塗ることは不可能。


                    正答 1

ファーストフード ハンバーガー 紅茶

2007年02月25日 | 集合人数(ベン図、キャロル表、最小人数)
ファーストフードのM店では、食べ物はハンバーガーとホットドッグ、飲み物はコーヒーと紅茶のそれぞれ2種類を販売している。ある日の昼時の利用状況は、次のA~Fのとおりであった。
A ハンバーガーを注文した人は161人だった。
B ホットドッグを注文した人は81人だった。
C コーヒーを注文した人は138人だった。
D 紅茶を注文した人は83人だった。
E 食べ物を注文した人は必ず飲み物を1種類だけ注文した。
F 飲み物だけを注文した人はいなかった。
以上から判断してハンバーガーとホットドックの両方を注文したのは何人か。
1 18人
2 19人
3 20人
4 21人
5 22人












【ヒント】
 n(A∪B)=n(A)+n(B)-n(A∩B)






【解説】
 図の書き方を下のように工夫する。



 客の総数は、138+83=221(人)。上の公式を用いて、
  n(ハ∩ホ)=n(ハ)+n(ホ)-n(ハ∪ホ)
       =161+81-221=21 

               正答 4

25枚の正方形 市松模様

2007年02月25日 | 平面図形の分割・構成
 図Ⅰのように白黒の正方形の紙片を、四隅が黒となるように市松模様に並べて大きな25枚の正方形にする。
 図ⅡのA~Gのような正方形をつなげた紙片で図Ⅰを埋めつくすとき、必要のない紙片のみを挙げているものはどれか。
 ただし、A~Gは裏返して使用することはないものとする。なお、アの紙片がすでに1枚置かれている。


 1 A、C
 2 A、D
 3 B、E
 4 E、G
 5 D、F

  






【ヒント】市松模様の利用






【解説】
 □の面積を1とする。面積と模様の黒白の個数を利用する。

 図Ⅰを埋め尽くすには面積20分(黒10、白10)が必要で、A~Gの面積の合計が28(黒15、白13)なので、面積8(黒5、白3)だけ余分。

 選択肢1~5の中で面積が8であるのは、2 A、Dと4 E、G。



 よって、黒白の個数を考慮に入れると、必要のない紙片はEとG。

 実際、A、B、C、D、Fを用いて次のように埋め尽くすことができる。


               正答 4

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正多角形による床の敷き詰め

2007年02月24日 | 平面図形の分割・構成
 合同な正多角形のタイル1種類を用いて、すき間のないように床に貼っていきたい。下のア~エのうちから、すき間のないように貼れるタイルの形を2つ選んだ組合せとして正しいものはどれか。
 ただし、床の端にすき間ができるのは差し支えないものとする。
 ア 正三角形   イ 正五角形  
 ウ 正六角形   エ 正八角形
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 ア、エ
4 イ、ウ
5 イ、エ











【解説】
 正多角形のタイルで床をすき間なしに貼るためには、正多角形の内角が、360°を割り切ることが条件。
 ア~エの正多角形の内角を求めてみる。

 一般に正n角形の内角を求めるやり方は次の2通りがよく知られている。
① 正n角形の内角の総和を求めてnで割る。
② 正n角形の外角を求めて180°から引く。

 ここでは②のやり方で求めてみる。多角形の外角の総和はいつでも360°であり、正多角形の場合すべての外角は等しい。
 ア 正三角形
    外角 360°/3=120°、内角 180°-120°=60°
 イ 正五角形
    外角 360°/5=72°、内角 180°-72°=108°
 ウ 正六角形
    外角 360°/6=60°、内角 180°-60°=120°
 エ 正八角形
    外角 360°/8=45°、内角 180°-45°=135°

 これらのうちで360°を割り切るのは、アの60°とウの120°。                            正答 2

災害対策

2007年02月24日 | 順序関係
 ある市の防災課では、災害対策としてA~Gの7人の職員が毎日1人ずつ交代で待機体制をとることにした。ある週(日曜日に始まり土曜日に終わる)の体制は次のとおりである。
・Aは日曜日以外の日に、Fは金曜日以外の日に待機する。
・Bの翌日はFである。
・Gの翌日はCである。
・CとFの間には3人いる。
・Eが待機する日はAより後、Dより前である。
 このとき、Gの前日に待機するのはだれか。
 1 A
 2 B 
 3 D
 4 E
 5 F
















【解説】
 日曜~土曜を1~7として一列に順に並べる。
   日  月  火  水  木  金  土
   1  2  3  4  5  6  7

 「Aは日曜日以外の日に、Fは金曜日以外の日に待機」は、¬1A、¬6Fと表す。
 他は、B-F、G-C、……* 
    A>E>D
    C-( )-( )-( )-F または F-( )-( )-( )-C … **、
と表す。*と**を結び付けて、
    G-C-( )-( )-B-F または B-F-( )-( )-G-C

 ¬6Fを考慮すると、
    1 2 3 4 5 6 7
 イ    G C     B F
 ロ  B F     G C
 ハ    B F     G C

 空いているところに、A>E>Dを入れる。¬1Aがあるので、イとハは不適。ロだけが残る。
    1 2 3 4 5 6 7
 ロ  B F A E G C D

 Gの一つ前はE。
 正解は選択肢4。

帽子の問題(白3赤3)

2007年02月24日 | 手順
 白い帽子が3個、赤い帽子が3個のうちから任意に1個ずつ帽子をかぶされたA~Dの4人が、次のように←の方向を向いて1列に立っている。
   A ← B ← C ← D
次の条件があり、4人のうちで最初にDが「自分の帽子の色はわからない」と発言し、次にCも「自分の帽子の色はわからない」と発言した。次にBが、最後にAが発言した。 このとき、確実にいえるのはどれか。
・A~Dは、白い帽子が2個、赤い帽子が3個あることは知っているが、自分の帽子の色は知らない。
・DからAとBとC、CからAとB、BからAの各々の帽子は見えるが、Aからはだれの帽子も見えない。
・論理的に判断して自分のかぶっている帽子の色がわかった者は、その色について他の者に聞こえるように発言することとし、他の者もその発言を参考にすることができる。
1 4人は誰も自分の帽子の色を当てることはできない。
2 Bは自分の帽子の色が白のときだけ自分の帽子の色を当てることができる。
3 Bの帽子の色は赤である。
4 Cの帽子の色は赤である。
5 Aは自分の帽子の色を当てることができる。










【解説】
 「わからない」という返事のときより、「わかった」という返事のときの方が、絞り込むことができるので、そちらをまず考えてみる。

 Dが「わかった」と答えるのは、A~Cの3人がすべて白か、すべて赤のとき。3人とも白ならば白はもうないのでDは赤。3人とも赤ならば、Dは白とわかる。

 Dが「わからない」と答えたのは、そうでなかったから。すなわち、A~Cには赤も白もある。

 次にCが「わかった」と答えるのは、前の2人が同じ色のとき。2人とも赤ならCは白。2人とも白ならCは赤。「わららない」答えたのはそうでなかったから。すなわち、AとBは白と赤が1つずつ。

 次のBはAの帽子の色を見て、Aが白ならばBは赤。Aが赤ならばBは白となる。すなわち、Bは必ず自分の色がわかる。

 最後のAは、Bが「自分の帽子の色は白」と言ったならば、Aは赤であるし、Bが「自分の帽子の色は赤」と言ったならば白であるとわかる。   

                           正答 5

5題8人の試験の結果

2007年02月24日 | 手順
 次の表は「正しければ○を、誤っているものには×を付けよ」という形式で5題出題された試験の問題に対するA~Hの8人の解答を、転記して一覧表にまとめたものである。今、1問の正答に対して1点として、全員の採点をしたところ、Aは4点、Bは4点、Cは1点であったとき、D~Hの5人のうち、最も点が高かったものはだれか.

      問1 問2 問3 問4 問5
   A  ×  ○  ×  ○  ×
   B  ×  ○  ○  ×  ×
   C  ×  ×  ×  ×  ○
   D  ○  ×  ○  ×  ○
   E  ○  ×  ×  ×  ○
   F  ×  ○  ○  ×  ○
   G  ×  ○  ○  ○  ×
   H  ○  ×  ×  ○  ×

1 D  
2 E  
3 F  
4 G
5 H










【解説】
 A~Cの3人の得点から、問1~問5の正解を推察してみる。A、Bは1題しか間違えておらず、問3、問4以外は同じなので、2人が同じ解をしたものは正解。Cは問1が正解なので、それ以外は不正解。問3、問5の正解は○とわかる。

    問1 問2 問3 問4 問5
A  ×  ○  ×  ○  ×  4
B  ×  ○  ○  ×  ×  4
C  ×  ×  ×  ×  ○  1
正解  ×  ○  ○  ○  ×

D~Hの得点がわかり、得点が最も高いのは、全問正解したG。

    問1 問2 問3 問4 問5
D  ○  ×  ○  ×  ○  1
E  ○  ×  ×  ×  ○  0
F  ×  ○  ○  ×  ○  3
G  ×  ○  ○  ○  ×  5
H  ○  ×  ×  ○  ×  2
 正解  ×  ○  ○  ○  ×

正答 4



9枚の数字の書かれたカード

2007年02月23日 | 手順
 AとBの2人がカードを9枚ずつ持っている。
Aはカードに1~9の数字を1つずつ順に書き込んだ。Bも同様にするつもりだったが、途中で1つの数字を抜かしてしまい、9枚目の数字は10であった。2人は任意のカードを1枚ずつ出し、数の大小を比べたが、結果は次のようであった。
1枚目 Bが1大きい
2枚目 同じ数
3枚目 Aが5大きい
4枚目 Bが1大きい
5枚目 Bが6大きい
6枚目 Bが2大きい
7枚目 Bが9大きい
8枚目 Aが7大きい
9枚目 Aが3大きい
Bが抜かした数字は次のうちどれか。
 1 2   
 2 3   
 3 5
 4 6   
 5 9












【解説】 1枚目から9枚目までBとAとの相対差の合計は+4。
 1枚目 Bが1大きい   +1
 2枚目 同じ数 0
 3枚目 Aが5大きい -5
 4枚目 Bが1大きい +1
 5枚目 Bが6大きい +6
 6枚目 Bが2大きい +2
 7枚目 Bが9大きい +9
 8枚目 Aが7大きい -7
 9枚目 Aが3大きい -3
計 +4

 Aの9枚のカードの合計は、
    1+2+3+……+9=45

 +4より、Bの持っている9枚の総和は49。

 Bは1~10(総和は55)のうちの1つの数字が抜けていると考えてよい。55-49=6より、6の数字のカードが抜けている。
                          正答 4


数学小景

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階段ジャンケン

2007年02月23日 | 手順
 10段の階段がある。ジャンケンをして勝つと二段上がり、負けると一段下がるゲームがある。AとBがこのゲームをして、5回勝負でAが3勝2敗したところ、Aは5段目、Bは2段目にいた。2人ともいちばん下にいてゲームを始め、いちばん下にいて負けたときはそのままそこにいたとする。確実にいえるのは次のうちどれか。
 1 1回目にAが勝った。
 2 2回目にAが負けた。
 3 3回目にBが勝った。
 4 4回目にBが勝った。
 5 5回目にAが負けた。

























                     正答 5

4人のうち2人が合格(GW法)

2007年02月22日 | ウソつき問題(GW法、番町式他)
 A~Dの4人が受けた試験の結果について、4人はそれぞれ以下のように述べているが、本当のことを述べているいるのは1人だけで、他の3人はすべてウソを述べている。合格したのが2人であるとき、合格した2人の組合せとして正しいのはどれか。
A Bは合格した。
B AとCのうち1人だけが合格した。
C Bが言っていることは正しい。
D Cが言っていることウソである。
1 A、B
2 A、C
3 B、C
4 B、D
5 C、D












【解説】
 GW法による。
 ウソつきグループ3人〔○、○、○〕 正直者グループ1人〔○〕に分かれる。

C、Dの発言から、
    〔B、C…〕〔D…〕
 
 上の人数割りから、
 ウソつきグループ3人〔A、B、C〕 正直者グループ1人〔D〕となる。

 Bの発言はウソで、「AとCのうち1人だけが合格した」を否定すると、AとCが2人とも合格したか、2人とも不合格(BとDが合格)かのいずれか。

 Aの発言はウソで、Bは不合格だから、合格したのはAとC。
                 正答 2

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A~F6人丸テーブルの座席

2007年02月21日 | 位置関係
 図のような丸テーブルがあり、A、B、Cの男性3人と、D、E、Fの女性3人が座っている。次のことが分かっているとき、「Fの夫」及び「Cの真向かいの女性」の組合せとして確実にいえるのはどれか。  
   
・Aの真向かいにはDが座っている。
・Eの左となりにはFの夫が座っている。
・Bの左隣の女性は、Cの右隣に座っている。
・Fが座っている席は、夫の隣ではない。
   Fの夫  Cの真向かいの女性
1   A       E
2   B       E
3   B       F
4   C       E
5   C       F















                      正答 2
【参考】2006年12月14日 記事一郎次郎三郎春子夏子秋子の座席 

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路線バスの間隔

2007年02月21日 | 整数(倍数、約数、合同式、n進法)
 路線バスがA町ではa分間隔で、B町ではb分間隔で、C町ではc分間隔で、それぞれ出発する。午前8時に同時に出発してから、次に同時に出発するのが、午後3時35分であるという。3つの町のうち、バスの出発する時間の間隔の最も長いものと最も短いものとの差は何分か。ただし、a、b、cのいずれも30より小さい異なる整数である。
 1 4分
 2 6分
 3 8分
 4 10分 
 5 12分











【解説】
 午前8時から午後3時35分までは、7時間35分、すなわち、455分ある。題意より、455はa、b、cの公倍数で、この間同時に出発することがないことから、最小公倍数だということがわかる。455を素因数分解すると、
   455=5×7×13
となる。a<b<cと仮定しても構わないので、30より小では
   a=5、b=7、c=13
となる。最も長いものと最も短いものとの差は
   c-a=13-5=8 (分)
                                 正答 3