キャロリン。の日記

いつも、熱く、楽しく、全速力で、生きること。

恩師の訃報~

2019年11月05日 | 家族
  私は、一昨日は、恩師の先生のお通夜に行って来ました。
  なんだか、父の時よりも泣けてしまって、回想が走馬灯のようにめぐると、自分の中で、中学時代の先生方が一番大きな宝を下さったように思います。

昨年の9月25日に数学の先生、今年11月2日は理科の先生が逝きました。

数学の先生は、家族葬で行われてしまったので、まださよならが出来ていません。
数学嫌いから、脱出させてくれて、じっくり頭を働かせて考えることの楽しさ、面白さ、気持ちの良さを教えてくれた先生です。
家族葬っていうのも先生らしいと思うのです。出世など毛頭考えずに、生涯を一現場の教師で終えられましたが、クラスや学年をまとめる力なども凄くて、する気なら出世してたと思います。
いつかお墓参りに行けたらいいなあと思っています。





   理科の先生は厳しくて、とても授業はピリピリしていて、課題も多くて大変でしたが、在学中から、卒業してからも快く受け入れてくれて多くの生徒が慕って、集っていました。  特に、私は、家が農家で仕事がいっぱいあったので、いつも勉強する時間が取れずに家の手伝いをしていたことに気付いてくれて、父や母に、「自由な時間を上げて欲しい。もっともっと才能を伸ばしてあげたい。」と懇願してくれたことが思い出されて、哀しいのに嬉し涙でいっぱいになりました。 
  そして、先生は、定年後に染色家としても謳歌していた頃に、私は父の方針で和裁を習っていて、その染めた着物を縫って欲しいと言われたのですが、結局縫ってあげることが出来なかったことを今、とても後悔しました。
結婚式でも、いっぱいいっぱいのお祝いの言葉と私のことを褒めてくださったことは親に褒められたことのない私には本当に嬉しく思いました。 
理科の先生は、女性ですが、男みたいなさばさばした性格で、毅然として、いつも小柄なのにタフで元気いっぱい前向きで、優しく思いやりに溢れた気さくな先生でした。
昨年の同窓会ではぴんぴんしていたので、残念でなりません。    それでも、良い出会いに感謝してうれし涙が出てしまいました。


  お二人の先生は亡くなられたけれど、先生の教えや生きた後ろ姿は、永遠に私たちの心に受け継がれ、またこの素晴らしい先生方の人生の核を自分の子どもたちや、知り合った方々へ何らかの形で伝承してゆけたらと思います。

どうぞ安らかにお眠りください。



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 干し柿作り〜ついてる❣️ | トップ | リレー~介護① »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿