☆史上最強の法則-海外支局☆

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シンザン記念の法則2

2013-01-05 22:30:00 | ダービー馬を探せ!2013
「あ~りが~たや、ありがたや~♪」
TIMのゴルゴの「ワイディー宝船」ではないが、本当にありがたい。
何がありがたいかって、シンザン記念のマストアイテムの「父SS系」ではないエーシントップ(1番人気
とカオスモス(2番人気)が人気になっているからだ。
■血統傾向おさらい■

父SS系は過去13年で【9-7-6】、過去5年では【5-2-3】と絶対的存在。加えてエーシントップもカオスモスも、母父にもSSの血を持っていない。父にも母父にもSSの血を持たない馬は、過去5年で3着以内に入った15頭中、08年3着マヤノベンケイ、09年2着ダブルウェッジ、10年2着シャインの3頭しかいない。
さらには、過去13年で1番人気は【6-1-1-5-13】と、勝率46.2&となかなか優秀な実績をのこしているが、これに騙されてはいけない。ここ4年は勝ちはおろか、すべて馬券圏外に飛んでおり、ここ最近の1番人気は信頼できない。

前日最終オッズの1番人気は、前走の朝日杯では2番人気に推されるも8着に敗れたエイシントップ(3.6倍)。スタート直後に他の馬にぶつけられ、走る気を失くしたらしいが、負けは負け。京王杯2歳S優勝の実績は、ここでは抜けているものの、その血統構成ストームバード系テイルオブザキャット×ミスプロ系アンブライドルズソングは、血統傾向にはまったく合致しない。よって消し。

2番人気のカオスモス(5.1倍)の父マイネルラヴは、05年2着アミネルハーティー、08年2着ドリームガードナーの2頭の2着馬を出しており、父SS系の隙を突いて2着ならありそうな気がしないでもないが、内枠が圧倒的な正月の京都で7枠を引いたのが致命的。
過去13年で【0-3-3-62/68】と大不振で、過去5年でくくると3着1回のみである。過去13年のデータを持ち出すまでもなく、今日の京都の芝のレースを見ていれば、内枠有利ということは明白。だが、厳密には、内枠有利ではなくて内ラチ沿いのグリーンベルト地帯を通れるポジションを取れる馬、即ち、外枠なら先手が取れないと話にならない。となると、鞍上・内田で前に行けるカオスモスは、怖いといえば怖いのだが、ここは目を瞑って、切る。

上位人気2頭を切れば、馬連万馬券まではいかなくても、それなりの配当になるはず。
JRAからのお年玉は東西の金杯ではなくて、このシンザン記念。
BIGなお年玉まで、あと一歩。
なんせ、シンザン記念の正解は京都金杯が教えてくれているのだから。
■コース傾向■

コース傾向といっても、ストックは京都金杯の一鞍のみだが、これで十分。
ご存じの通り、京都金杯では父SS系が1着~3着を独占したのだが、これは、昨年、一昨年と2年連続で父SS系が1着~3着を独占したシンザン記念の傾向にも合致する。
出走馬中の父SS系は、ネオユニヴァース産駒3頭、アグネスタキオン産駒2頭、フジキセキ産駒2頭、ゴールドアリュール、ブラックタイドが各1頭の合計10頭。
いくら父SS系がマストアイテムとはいっても、10頭をベトっと買うわけにはいかない。勝負馬券まで、もう一絞り。
ここで、京都金杯のもう一つの傾向である「父SS系×ノーザンダンサー系が1着~3着を独占」したことを拠り所にすると、該当馬は5頭に絞れる。

◎4エールブリーズ…フジキセキ×カーリアン
SS系×カーリアンは、京都金杯1着のダノンシャークと同じ血統構成。
しかも、父フジキセキ、母父カーリアンは京都のマイル重賞を得意とする(ということに、今年初めて気付いた)。

シンザン記念で馬券になったフジキセキ産駒は、00年1着ダイタクリーヴァ、04年2着タマモホットプレイの2頭だが、そのダイタクリーヴァは00年マイルCSを制し、01年、02年の京都記念を連覇した。
そして、兄弟ではないがタマモホットプレイと同じ血統構成のニューベリーが、06年の京都金杯で12番人気
の超人気薄で2着に入り波乱を演出した。
他にも、10年のデイリー杯2歳Sで2着のアドマイヤサガスや、08年マイルCS3着ファイングレイン、そして昨年1着になったサダムパッテクは記憶に新しいところ。
今更、フジキセキ産駒でもなかろうと思わないでもないが、それを補って余りあるのが母父カーリアンの京都マイル重賞との相性の好さ。

京都記念で昨年2着の雪辱を果たしたダノンシャークは、昨年から京都に変更となった読売マイラーズCでも2着の実績がある。ちなみに、今年の京都金杯ではダノンシャーク以外にもSS系×カーリアンの血統構成の馬が3頭出走していた。サウンドオブハート(2番人気・4着)、ブリッツェン(9番人気・4着)、トーセンレーヴ(4番人気・7着)と馬券にはならなかったが、そこそこの走りは見せた。

シンザン記念では、07年1着アドマイヤオーラ(父アグネスタキオン)も同じ血統構成で、父はSS系ではないが、04年3着のナムラシーザーの母父もカーリアンである。
また、母父カーリアンと同じニジンスキー系を持つ馬は、01年1着ダービーレグノ(母父ロイヤルアカデミー)、07年3着ローレルゲレイロ(母父テンビー)、10年1着ガルボ(母父ジェネラス)の3頭が馬券になっている。
そして、アドマイヤオーラとガルボの2頭は、京都金杯で08年2着、11年2着と、いずれも馬券になっており、ダノンシャークと共にSS系×ニジンスキー系の京都芝マイル重賞との相性の好さを示している。
母父カーリアンについてもっと言えば、かなり古くはなるが、マイルCSで92年2着、93年1着のシンコウラブリイの父、97年、98年を連覇した当時の最強マイラー・タイキシャトルの母父、01年2着のゼンノエルシドの父でもあり、そして、98年京都牝馬Sを制した最強牝馬のブエナビスタの母ビワハイジの父でもある。
京都マイル重賞の陰の支配者。それがカーリアンだ。

〇9レッドアリオン…アグネスタキオン×ダンシングブレーヴ
馬番はギリギリセーフの5枠9番。
血統構成は、京都金杯2着のトライアンフマーチと同じSS系×リファール系。
アグネスタキオン産駒もまた、京都マイル重賞と相性は好いのだが、2歳、3歳戦、即ちデイリー杯2歳Sとシンザン記念に限定される。何故だか知らないが、古馬の京都マイル重賞で馬券になったのは、上述の08年京都金杯2着のアドマイヤオーラ1頭のみと、サッパリだ。
シンザン記念では、06年3着ロジック、07年1着アドマイヤオーラ、07年2着ダイワスカーレット、11年1着レッドデイヴィスの4頭が、そしてデイリー杯2歳Sでは、07年1着キャプテトゥーレ、08年2着ホッコータキオン、09年リディル(全兄)、09年3着ダノンパッション、10年1着レーヴディソールの5頭が馬券になっている。
また、半兄のクラレントが11年のデ杯2歳Sを制したのをはじめ、母父ダンシングブレーヴが属するリファール系も京都マイル重賞と相性が好いのだが、フジキセキやカーリアンに較べると、その実績は一枚落ちる。

★6ネオウィズダム…ネオユニヴァース×グレープツリーロード
前走の朝日杯FSでは、まったく見せ場なく10着惨敗。母父のグレープツリーロードは聞き慣れない名前だが、実はカーリアンの直仔。つまり、血統構成は◎と同じSS系×ニジンスキー系になる。
ただ、父ネオユニヴァースはシンザン記念をはじめ、京都マイル重賞では一度も馬券になったことがないので、鞍上の岩田の腕込でも、来たら儲けものの大穴扱いにした。

△5タマモベストプレイ…フジキセキ×ノーザンテースト
父は◎と同じフジキセキ。そして、みなさんご存じのように04年2着タマモホットプレイの全弟で、SS系×ノーザンテーストで捉えるなら07年2着ダイワスカーレットと同じ血統構成となる。
ホットプレイもダスカも2着止まりで、同じくフジキセキ×ノーザンテーストの血統構成のニューベリーもまた、06年の京都金杯で2着止まりだったこをと考えると、この血統構成は勝ち切れず、よくて2着までと決めつけて、△評価まで。
また、全兄のホットプレイが2着になったからというのも、ちょっと安直過ぎるような気がする。京都金杯では、00年の優勝馬キョウエイマーチの仔・トライアンフマーチが2着になったが、01年、02年を連覇したダイタクリーヴァの全弟のシャイニーホークは8着(14番人気)に敗けた。もともと実力がなかったと言われればそれまでだが、前日最終オッズで5.3倍の3番人気と、ひょっとしたら2番人気もあり得そうな人気ぶり。これは、ちょっと人気になり過ぎなのでは。
兄弟ウンヌンを言うならば、全兄リディルと半兄クラレント引き合いに出した〇レッドアリオンの能書きはどうなんだ、ってことになるのだが。

△10アグネスキズナ…アグネスタキオン×ヘネシー
父アグネスタキオンは〇と同じなので拾わずを得ないが、母父が1番人気確実のエイシントップの父テイルオブザキャットと同じストームバード系というのが、血統傾向に合致していないので連下扱いまで。それに馬番10番というのも、食欲が落ちる。

というわけで、買えなかったお蔭で助かった東西金杯分の資金もシンザン記念に投入し、単・複・連勝系・三連系を全買いの絨毯爆撃。

京都金杯の法則【結果】

2013-01-05 19:24:13 | 京都の法則
「父SS系の頭なし」の法則が成立せず…
■血統傾向更新■

父SS系が05年ハットトリック以来、8年ぶりの勝利で。そりゃあ、出走馬16頭中15頭が父SS系なら、確率的には大いに有り得ること。
1着のダノンシャークは、昨年2着の雪辱を果たした。これで、SS系×ニジンスキー系の血統構成の馬は【1-3-0】となり、そのうち母父カーリアンは【1-2-0】である。
1着~3着は父SS系×ノーザンダンサー系が独占したわけだが、このSS系とノーザンダンサー系の配合の馬は、11年以降の過去3年で3着以内に入った9頭のうち、11年3着のライブコンサートを除く8頭が該当する。
どうやら父SS系が勝てないという流れは変わったか。来年からはSS系×ノーザンダンサー系の馬を重視した方がいいかもしれない。

■出目更新■

今年もまた1着~3着を内枠が独占した。
これで、09年以降の過去5年で12年3着の8枠16番アスカトップレディ以外は、すべて1枠~4枠の馬。
「正月の京都は内枠有利」は鉄板。

=おしまい=


中山金杯の法則【結果】

2013-01-05 19:10:31 | 中山の法則
お家の事情で、2013年の打ち始めならず…
有馬記念との血統リンクで唯一の該当馬ヒットザターゲットから入ろうと思っていたが、買えずに助かった。
■有馬記念&中山金杯血統リンク更新■

残念ながら今年はピンポイントでの血統リンクは成立せず。
こじつけるなら、有馬では父SS系が1、2着、ミスプロ系が3着⇒中山金杯で父SS系が1着、3着、ミスプロ系が1着、2着の母父となるが、これをやると何でもありになってしまうので、これはナシということで。

■血統傾向更新■

1着は2番人気のタッチミーノット。正直、タッチミーノットは真っ先に切っていた馬。というのも、ダンスインザダーク産駒は、「中山では秋の野芝開催と通年のマイル戦でしか走らない」というのが定説だからだ。
でも、この馬は中山芝成績は、これで【2-1-1-0】と馬券率100%。タッチミーノットだけは例外ということか。
そういえば、明日の中山9Rの寒竹賞でダンス産駒のタイビングボードが出走するが、これは見もの。
金杯と同じ芝2000mで行なわれるので、コース傾向からは買いのサインが出ているが、定説には当て嵌まらない。果たして定説が勝つのか、それともコース傾向が勝つのか?要注目。

=おしまい=