☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

安田の法則2~香港馬診断

2010-06-01 21:00:00 | 府中の法則
 今年の□外馬の参戦は、香港の3頭のみ。外国馬の血統的観点からの判断は、水上学氏によれば、その馬の父あるいは母父が日本で馴染みがあるかどうか?日本で活躍しているかどうか?で下せばよいとのこと。

☆サイトウィナー…ファルタート×キンジート
 父はミスプロ直仔。母父は「Kinjite」と綴るが「禁じ手」ではなく、「キンジート」と発音するらしい。そのキンジートの源流は、マック、トウカイテイオーなどと同じトゥルビヨン系。父はいいとしても、母父はマイルG1のイメージには合わない。ちなみに、昨年の安田記念では9番人気で6着であった。

☆ビューティーフラッシュ…ゴーラン×フォルクスラード
 父ゴーランを辿っていくと、スペクトラム⇒レインボークエストのレッドゴッド系。レインボークエストは、サクラローレルの父として名を馳せた。また、最近チラホラ見かける輸入種牡馬のバゴもまた、このレッドゴッド系である。トレンド的には走ってもおかしくはないが、レッドゴッド系がマイルというのも違和感を覚える。
 母父は、ダンチヒ系グリーンデザートの直仔。母父に限らず、ダンチヒ系を持つ馬は安田記念と結構相性が好い。

【安田記念で3着以内に入ったダンチヒ系保持馬】
98年2着 オリエンタルエクスプレス…父グリーンデザート
00年1着 フェアリーキングプローン…父デインヒル
01年2着 ブレイクタイム…父デインヒル
03年1着 アグネスデジタル…母父チーフズクラウン
09年2着 ディープスカイ…母父チーフズクラウン

☆フェローシップ…オライリー×Danzalion
 父オライリーは、ラストタイクーン直仔。ラストタイクーンといえば、06年3着のジョイフルウィナーの母父。また、一昨年2着のアルマダの父トウケイは、ラストタイクーンと同じトライマイベスト系である。ちなみに、NHKマイルを制したキンカメの母父及び今年のオークスで1着になったサンテミリオンの母父もラストタイクーンである。
 母父Danzalionは、なんと発音するのかわからないので、このまま書かせて貰うが、調べてみるとダンチヒ系直仔ということがわかった。ダンチヒ系については既に上で述べたので省略させて頂く。

 以上3頭を、日本で馴染みのある血統を持っているかどうか?で、あえて序列をつけるならば、フェローシップ>ビューティーフラッシュ>サイトウィナーの順。
 ちなみに、過去10年で8歳以上の馬は0-0-0-6という、フェローシップにとっては何とも不吉なデータがあることを付け加えておく。

=つづく=





安田の法則1~有馬伝

2010-06-01 00:00:00 | 府中の法則
 みなさま、「二度目の新年」あけましておめでとうございます。本日より「二度目の年末」の有馬記念まで、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 主役級がズラリと揃ったダービーとは一転、今週の安田記念は主役不在。ダービーとは違う意味での大混戦と思いがちだが、ハッキリ言ってここはタダ貰い。
 既にみなさんご存知のように、現在の古馬戦線では圧倒的に昨年の有馬記念出走組が強い。

☆有馬記念最強伝説☆

 昨年の有馬記念に出走した16頭のうち、有馬のあとに引退あるいは休養に入った馬が7頭。その残りの9頭のうちの8頭が、有馬のあとの二走以内に重賞で3着以内に入っている。流れからいくと、次はセイウンワンダーの番。

◎ セイウンワンダー…グラスワンダー×SS
■神戸新聞杯:3着■

■菊花賞:3着■

■有馬記念:6着■

朝日杯以降、勝利から遠ざかっているものの、ここはワンダーのタダ貰い。
だが、獲得賞金の関係で出走は微妙らしい。

もし、ワンダーが出ない場合は、補欠のこちら↓が繰り上がる。
○ リーチザクラウン…スペシャルウィーク×シアトルスルー
■JC:9着■


■有馬記念:13着■


■安田記念■

人気になるだろうが、有馬記念組はセイウンとリーチしかいないので、仕方ない。

 いずれにせよ、有馬記念組が日本代表ということ。他の日本勢には出番はない。
あとは、□外馬との力関係だけ。

☆おまけ☆
有馬記念組ではないが、写真で見る限り馬っぷりなら№1のこちらを穴に指名しておく。
マルカフェニックス…ダンズインザダーク×ミスワキ
■安田記念■

血統構成は、字面ではサイレンススズカと似ている配合である。毛色もスズカと同じ栗毛だしね。

=つづく=