2010年オークス馬を探せ!
こちら↓

今回は母系診断。
◆母レディーパステル:6-6-5-4
言わずと知れた01年のオークス馬。
全21戦のうち掲示板を外したのは一度もなく、着外は4着3回、5着1回となんとも堅実かつ馬主孝行の馬だった。
◆産駒の成績
05年ロードバロック(4歳牡・500万/父ロックオブジブラルタル):1-1-3-2
06年ロードロックスター(3歳牡・500万/父同上):1-0-1-1
産駒は2頭だけだが、一応、勝ち上がり率は100%
過去2年とも配合相手はノーザン系ダンチヒ系で、今回はノーザン系サドラー系。この辺がどう出るのか?
サドラー系×トニービンといえば、昨年の有馬記念2着のアドマイヤモナークと同じ血統構成となる。
となると、レディパスの07も長距離向きかもしれない。
しかし、なんで3年連続でノーザン系なのだろう?
レディパスがナスルーラ系×ナスルーラ系なので、母父に同系を持たないSS系ならなんでも合うと思うけどなあ。
そして、ロードのHPにも書いてあったけど、トニービン直仔の牝のGI馬からは、エアグルーヴ⇒アドマイヤグルーヴ、ベガ⇒アドマイヤベガ&アドマイヤドンとGI馬が誕生している。
となれば、レディパスにも俄然期待がかかる。
が、この能書きは、取って付けたような宣伝文句と思えて仕方がない。
それに、配合相手が、いくら凱旋門賞馬とはいえ、これまで大した実績のないモンジューで、それに価格も一口5万8800円と高目の設定だ。
いくら厩舎は池江泰だとしても、これはちょっと高すぎやしませんか?
まあ、募集馬の中でも1番上に取り上げるほどの同クラブの看板娘なので、ブランドイメージを落とすわけにはいかないのは分かるけど。
父がSS系なら、この値段でも納得はいくのだが。
今の銀行預金の年利は知らないが、仮に1%として、同馬の募集価格である6万円を1年間預けたとしたら、1年後には600円の利息が付く。
この600円をどう感じるのかは、個人の価値観の問題。
一方、この馬に6万を投資した場合は、一銭もリターンがない場合もあるどころか、元金もパーになってしまう可能性もある一方、反対にGIをブッコ抜いて大儲け!の可能性もある。
が、デビュー前まで、アレヤコレヤといいことばかりを妄想できたり、期待感一杯でデビューまでを過ごすことができたりもする。
『元本保証付きの600円』を取るのか?それとも『元本保証なしの一発狙い+デビュー前までの期待感』に賭けるのか?
これは所謂『効用』の問題だ。
600円に価値を感じる人もいれば、『そんなもんハンバーガー一つで消えてしまうじゃねえか!』と全く価値を感じない人もいるのである。
まあ、競馬に限らずギャンプルをやっている人の殆ど、否、全ては後者なんですがね。いわゆるリスクテーカー、といえば聞こえはいいけど、『リスク愛好者』、即ち、経済学的には有り得ない存在なのです。
さあ、番長、あなたはどちらのタイプですか?
ところで番長。
大事なことを一つ忘れてはいませんか?
いくらリスクテイカーといっても、これだけは忘れてはいけない『投資の鉄則』を?
投資の鉄則、それは、分散投資―
ということで、今回のレディパスの07は見送った方がよいと思いますけど?
この馬以外にも、もっと安くて良さげな馬がいるはずです。
どうせ6万突っ込むなら、是非、分散投資=2、3頭に投資することをオススメします。
それに、どうしても父モンジュー産駒が走るとは思えないし、牝馬というのが引っ掛かります。
どうせなら、やっぱりダービー馬を探しましょう!
でも、あとでレディパスの07がオークスを勝っても文句は受け付けません。
あしからず。
=おしまい=