ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

梅雨空におもう

2014年06月11日 | いやし

Mizu  みなさんはこういつも雨空で、じめじめして洗濯物も乾かず、わずらわしい傘や外での運動が出来ずにこもらざるを得ない梅雨を、お嫌でしょうか?

 私は中国山地の盆地の生まれ、上流にダムができてからは変わりましたが、二本の大小の川に挟まれた土地で、育った頃は霧の町でした。年中朝九時過ぎまでは、数メートル先しか見えない濃霧に覆われるのです。ほぼ水の中状態で、歩くと服はみんな濡れます。明るい瀬戸内地方とはまったく別な気候が特徴で、山々が厚い雲に覆われ、よく雨が降ります。今住んでいる平坦で、海洋性気候の千葉とはまるで反対です。

 そんな地方の出身なので、梅雨が苦にならないどころか、ホッとするのです。考えてもみてください。雨のおかげですべての植物は成長し、それを土台にして動物が生存できているのです。高度ある山に空気は冷やされ、雨を降らせ、川となり、用水として全地をうるおしてくれるのです。慈雨をうっとおしいとか、外に出れないなどと厭うのは、考えてみれば人間の傲慢と言うべきではないでしょうか?

 このすばらしい自然と天地を造られたのは神です。誰か無作為に、偶然にできたと思っているかもしれませんが、意図し設計し、実際に造ることなしにこれほど緻密に営まれていくシステムができるはずがありません。何億年、何兆年かけようと、不可能であることは自明のことです。私は雨のような自然にふれる度に、この神を感じ、心から感謝してしまいます。「神さま、この命を、育む自然を、あなたの故にありがとうございます。」   ケパ

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