ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

水は・・・・溶剤・いのち・地球・神の手

2011年05月27日 | 示されたこと

 ずいぶん古い話で恐縮だが、学生時代、工学部だっZikken たので「定性分析」というわずか1単位でもやっかいな実技講座があった。何がやっかいかと言えば、与えられたX試料を分析し続けていって、その溶融物質名を特定できなければ単位を取得できないからだ。少しでも手順や量を間違えると、最初からやり直しになる。結局何度もやり直すことになったが、水というものが、シンナーやアルコールなどの名だたる溶剤の中でも、最高の(物質を溶融する)溶剤であることを学んだ。

 水は私たちの体でも、最大の重量を占める。大地震でもストップしたライフラインの中では、「水」が最重要である。ガスや電気は来なくてもしばらくは保つが、水がなければたちまちアウトである。水分補給と水分排出(トイレ)ができないのだから、たちまちそこに住むことができなくなる。
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 地球はたぐいまれな惑星だろう。この青い星は、奇跡としか言 いようのない水と大気が保たれていた。大気は巨大な水の循環システムであると考えれば、地球は「水の星」だと言っていい。この星が偶然できたと思ってはならない。人が住める建築物を見て、ただ長年月だけで、偶然基礎ができ、偶然柱ができ、偶然屋根や壁ができたと思う人はいないだろう。人のために、この星は全宇宙とともに準備された。そう、全能なる神が計画をもって・・・・。

 東日本大震災も、もし津波がなければこれほどの被害とはならなかった。ノアの時代の全人類を滅ぼした洪水も水。イスラエルの民をエジプト軍から救ったのも水。最大の溶剤にして私たち生きるものの主成分の水、たぐいまれな水の星。水は神の手でもある。 (ケパ)

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