カプチーノノート cappuccino note

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「阿房列車」(旧新潮文庫)読了

2016-05-05 | 本を読む

る前読書していた「阿房列車」シリーズ読み終わりました。

旧漢字なのは感じで読んでしまいました。

「第三阿房列車」の『列車寝台の猿』で百閒先生が小倉に泊っていました。

私があれほど小倉に行っていたのに、まったく阿房列車のことを忘れていました。

阿房列車のことを憶えていたら、もうすこし感慨深かったでしょうに…。

たぶん、百閒先生が降りたのは今の西小倉なんでしょうね。

今の小倉駅は新幹線ができてからの駅だと聞きました。

そして文庫につきものの解説は、やっぱり旺文社文庫のヒマラヤ山系氏のものの方がベターだということがわかりました。

このシリーズを読むと今ではなくなってしまった当時の常識がいろいろ出てきます。

たとえば、一等車、二等車、三等車のこと。

一等車のコンパートメントを出て、空いている座席に座るとか、展望車のこととか、さっぱりわかりません。

旅館に置いてくる心付け(チップ)とお茶代についても、心付けはわかりますが、帳場にお茶台って何?という感じです。

一等車がなくなるとともに「阿房列車」が終焉したのが、一つの時代の終わりを現しているのでしょう。

コメント
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