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街の散歩…ひとりあるき

北斎「鬼児嶋弥太郎 西方院赤坊主」

2014年11月29日 | 絵画・彫刻
Leica M-P / summilux 75mm 1st

写真はハゼノキ。

なおも北斎。
北斎「鬼児嶋弥太郎 西方院赤坊主」


画面狭しと…抗う武者の図。
大きく雄壮な闘い。

「児嶋弥太郎は戦国時代の武将で、
越後の武将、上杉謙信の有力な家来であった。
弥太郎は鬼の使う鉄棒を好んで武器とし、
自らのシンボルとして
着物や兜に鬼をつけていたため、
「鬼児嶋」と呼ばれるようになったと伝えられる。」
(『ボストン美術館浮世絵名品展 北斎 図録』より)

いっぽう、
西方院赤坊主は越後に伝わる妖怪。
林泉寺の釣り鐘を奪い悪行を重ねた。
そこで謙信、
弥太郎に西方院赤坊主退治を命じた。
弥太郎は死闘の末、
釣り鐘を取りもどした。
林泉寺は曹洞宗、上杉氏の菩提寺。
七歳でここに預けられた謙信、
十四歳で呼び戻されという。


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