右下■寒念仏
一月から二月初旬の「寒の内」。
その寒いなか
手にした撞木(しゅもく)で
首に下げた銅鉦(どうしょう)を叩きながら
念仏を唱え家々で報謝を請い歩く。
その行者 どう思ったか
柳にかかった白布を幽霊とみたか
腕に数珠をつけ念仏を唱えている。
猟師■
猟師がかけた罠にかかった狐。
これなら猟師も殺生できまい
さすが手を出せまい
と、坊さんの衣をまとい…
■ 帯引
関取のまわしを
締め上げるわけでもあるまいし
町人の褌を引っ張って
なんのつもり?
やめてくれぇ〜
曽我兄弟の弟、蘇我五郎。
小林朝比奈と鎧の草摺(くさずり)を引き合って
力比べをするという故事だが…。
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