goo blog サービス終了のお知らせ 

matta

街の散歩…ひとりあるき

30千の矢に五百てつほうすゞが山 『画本柳樽三編』 

2022年09月15日 | 川柳

千の矢に五百てつほうすゞか山
千の矢に五百てつほう鈴鹿山

あれを見よ不思議やな。味方の軍兵の旗の上に。千手観音の。
光をはなつて虚空に飛行し。千の御手ごとに。大悲の弓には。
知恵の矢をはめて。一度放せば千の矢先。雨霰とふりかゝつて。
鬼神の上に乱れ落つれば。ことごとく矢先にかゝつて鬼神は残
らず討たれにけり。ありがたしありがたしや。(謡曲『田村』)
矢を射るには両手使うのだから千手観音五百しか射られない。
あとの五百は大言、ほら、てっぽう(嘘)だな

鈴鹿山ほかのくわんおんでハいけず
鈴鹿山ほかの観音ではいけず
一度に多くの矢は射られない

大悲の矢五百ほんほどかけ直なり

茶とほたる宇治しふいにハかきのこし
茶とほたる宇治拾遺には書き残し

いろいろ載せているのに宇治拾遺物語に、
宇治の名物-茶と螢合戦載ってないよ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 29赤染と周防の内侍いとこ同... | トップ | 31夜の鳥射た御ほうびによる... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

川柳」カテゴリの最新記事