
千の矢に五百てつほうすゞか山
千の矢に五百てつほう鈴鹿山
あれを見よ不思議やな。味方の軍兵の旗の上に。千手観音の。
光をはなつて虚空に飛行し。千の御手ごとに。大悲の弓には。
知恵の矢をはめて。一度放せば千の矢先。雨霰とふりかゝつて。
鬼神の上に乱れ落つれば。ことごとく矢先にかゝつて鬼神は残
らず討たれにけり。ありがたしありがたしや。(謡曲『田村』)
矢を射るには両手使うのだから千手観音五百しか射られない。
あとの五百は大言、ほら、てっぽう(嘘)だな
鈴鹿山ほかのくわんおんでハいけず
鈴鹿山ほかの観音ではいけず
一度に多くの矢は射られない
大悲の矢五百ほんほどかけ直なり
茶とほたる宇治しふいにハかきのこし
茶とほたる宇治拾遺には書き残し
いろいろ載せているのに宇治拾遺物語に、
宇治の名物-茶と螢合戦載ってないよ
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