今日はゆっくり寝ていたかったのですが・・・朝8時過ぎからの電話で起こされました。
PCR検査してもらえますか と言う電話でした。今日は木曜日で坂根医院は休診ですが、他に開いている発熱外来があるので、そちらに行っていただく様に言いました。そんな電話何本か掛かって来て、結局ゆっくりと寝坊することは出来ませんでした。
午後からは田原本町中央体育館での新型コロナワクチン集団接種会場での問診＆救急担当＆居残り当番を務めました。今日は370人ほどの枠いっぱいの患者さんで、居残りの5時過ぎまで目いっぱい働きました。今日もアナフィラキシーなど救急対応となる方はおられず、ホント、良かったです。
それから、担当している作業所の職員さんが発熱されてPCR検査を希望されていたので、医院に戻って検査をしました。（他院でのPCRは結果が翌日になるので・・・：陽性でした）
「昨日往診で新型コロナ陽性と診断した80代男性の呼吸状態が悪化している。往診に行ってもらえないか。」という電話を保健所の所長から昼過ぎにいただいていました。集団接種に行かなければいけなかったので、先ずはHOT（在宅酸素療法）の依頼をし、コロナ集団接種の居残りを終えてから往診に行きました。
昨夜、酸素飽和度（SPO2）が80代に落ち込んだので救急車を呼んだのだそうです。しかし、救急隊員が努力してくれたにもかかわらず、どこも入院先が確保できず、ある病院で「救急外来で診療はしても良いが入院は出来ない」と言われたとの事でした。寝たきりの方ですので救急車で外来診療に行っても、家に帰る術がありません。（救急車は、家には送り届けてくれません）それで、仕方なく自宅に留まったのだそうです。
これで、奈良県の都道府県ごとの病床使用率など「レベル判断のための指標」はレベル１：感染者いても安定して医療対応 なのだそうです。
笑っちゃいますね
往診に行くと、酸素を吸うまでSPO2：80代に落ちて苦しそうだったそうですが、経鼻2L/minの酸素投与でSPO2：95%まで上昇、息苦しさも消失していました。
意識も清明でしたが、パキロビッドパックを服用するとむせ込むようになったとの事でした。今後は白湯に溶かして飲んでくださいと言いました。それでも飲みにくい様ならレムデシビル の点滴に切り替えようと思っています。
今日も、保険点数の高い診療行為を連発してしまいました。来年4月からの1年間は、レセプトの点数が高いと個別指導に呼ばれるので、こういった新型コロナ患者さんへの往診や高価な薬剤の投薬は厳に慎まなければなりません。ほんと、厚生労働省何考えているのかね！！あんたらが寝たきりで新型コロナに掛かっても、絶対に往診になんて行かないからね！！薬も、カロナールしか出してあげない！！！
とやかう言う国が有りますよね。
チンプンカンプンの、、、見えないことが多いですね
先生がお気の毒ですね。
患者さんはもっとお気の毒ですね。