命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

高野山に行ってきました。

2022-06-16 22:02:45 | 夫婦でトレッキング
今日は休診日だったのですが、家を出ようとしたタイミングで在宅患者さんが吐血されたという連絡がありまして、緊急往診。
幸い、吐血はごく少量で誤嚥性肺炎も起こされておりませんでした。バイタルサインも以前と変化のない状態でしたので、絶食と点滴による安静加療で様子を見ましょうという事になり、訪問看護がバックアップしてくれたので短時間の訪問診療で患家を去ることが出来ました。

そんな事があったので昼前の出発になりました。山行は諦めて、どこに行くか迷った末、高野山を散策することにしました。
私達の住む奈良県中部から隣県和歌山の高野山、近くではあるのですが、高速道路を使っても1時間20分ほど掛かります。高速道路は京奈和自動車道路で、無料なのが嬉しいです。

隣県の世界遺産、有名観光地でそんなに遠くでもないのですが・・・二人で話して驚きました。
私も配偶者も、高野山に生まれてこの方、行ったことが無かったのです。
エバーというかネバーと言うか、
2人合わせると127年間未訪の地!!!でございました!!!!

京奈和自動車道を紀北かつらぎICで降りて、国道480号に入り、山道をひたすら登っていきます。市街地にいくつかある駐車場は無料で、公設トイレもいくつも設置されていました。車を降りると、早速、こうやくん が出迎えてくれました。
先ずは、金剛峯寺を見学に行きました。

立派な建物、屋根の上に何か乗っています。
これ、天水桶と言う火事の時の用心に雨水を貯めておく樽で、屋根に散水するのに使うとの事です。火事になった時に、この程度の水量でどれほど役に立つかは分かりませんが、水道が無かった時代の手動スプリンクラーなのですね!先人が何とか火事を防ぎたいと切に願っていた気持ちが伝わって来ました。
高野山の歴史って、火事との闘いに明け暮れております。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E5%B1%B1
山の中の巨大建築物ですから、落雷による出火が避けられなかったのでしょうねぇ。
度重なる大火があっても、未だ、日本の国宝の2%は高野山にあるのだそうです。凄いですねぇ。迫力を感じますね!!

ランチは“梵恩舎” という喫茶店でランチセットをいただきました。

個性的かつおしゃれなお客さんが多い素敵なお店でした。

陶器が沢山陳列してありました。
配偶者は気に入ったものがあったらしく、上の写真の中段の左端の物を、購入しました。 ¥3,000だったそうです。
購入理由を聞くと、自分で作って気に入っているものとよく似ている と言う理由らしいです。それって・・・・今一度自分で作ったら?と、思ったりしましたが・・・・同じものを作るって、とても難しい事なので、気に入ったのなら、購入した方が無難だと思いました!!
自分で陶器を作った事の無い方は、この歪んだ小さな陶器に¥3,000も出すなんて、なんて酔狂なと思われるかもしれませんね。
でも、私たち夫婦は、自分で陶器を作りますし、陶芸用のアトリエも、自分たち用の22kwの電気窯も保有しております。
陶芸作品を作って、乾燥させて、仕上げの成型をして、素焼きして、釉薬をかけて本焼きする。大変な手間です。
ですから、作家モノの陶器の貴重さを身をもって知っております。
陶芸で食べている方々、本当に大変だと思います。

私も、気に入った陶芸作品があったら、購入したいとは思っているのですが・・・
置き場所に困るのですよ。ですから、最近では、数年に一度、小物を買う程度に留めている状況です。私の趣味は、大ぶりの壺なのですが・・・置き場所に本当に困ります。存在感があるものは、蔵でも立てないと保存場所が無いです!!陶芸趣味もなかなか難しいです。

そして、自分で作った食器で、食器棚がたわんでおります。私の作ったお皿、重いのですよ!!またいずれ紹介させていただきますね!!

ランチもなかなか個性的な内容でした。
どれもとてもナチュラルでテイスティ でした。
高野山までの道がキャンピングカーでも行けそうだという事を確認したので、次回は、不自由な車で挑戦したいと思っております。ユニークで再訪したくなる喫茶店も見つけましたしね!!

豊臣家の霊廟も入場料¥200の価値は十分にありました。

そして、徳川家康公を祀った廟を東照宮と称するのだという事を初めて知った私達でした。全国に「東照宮」は、数数多あるのですね!!

高野山、1000m程の山々に囲まれた高度800m程の盆地状の境内の中に発展した町。独特の雰囲気があります。私たち夫婦は、初めて訪れ、魅力に引き込まれました。次回は、もっとゆっくり巡りたいと思っています。