【懐かCM】 三共リゲイン CM総集編 -勇気のしるし篇- 【全15種】

医療崩壊とも言われておりますが・・・・医療界はやりがいのバブル状態とも言えます。やりがいは・・・異様に膨らみ続けております。

働けば、報酬はついてきますから、働きに応じた報酬はあるので、報酬も増えてはいると思います。でも、バブル状態と言うのは、働かなくても報酬が増え続けた状態ですから、働きに応じた報酬が増えている状態はバブル状態ではないですよね。単に、異常に忙しいだけだと私は感じています。

今日も1時間半ほど残業して、新型コロナのPCR検査と訪問診療、帰宅してから新型コロナ患者さんをHERSYSに入力しました。入力が終わったら、日付変更線が近づいておりました。

今日の昼は、新型コロナの呼吸不全患者さん2名の訪問診療を保健所に頼まれて行ってきました。おひとりは、呼吸困難で救急車を呼ばれ、SPO2：90でどう転んでも入院対応しなければいけない症例なのですが、保健所がいくら探してもどこも入院出来るところが見つからず、仕方なく救急車は引き上げたのだそうです。それで、訪問診療していただけませんかとの依頼でした。断れませんよねぇ。「燃え尽きたい」とか言っているのに！！

「はい、何とかさせていただきます」と、答えたら・・・・30分もしないうちに「すみませんが、もう一件お願いしたいのですが・・・」これも断ったら人でなしと言われるような方でした。医者がきちんと対応したら生き残れる方が亡くなってしまわれる症例が全国で増えている様です。奈良県中部では、それは私が防ぎます。きちんと対応すれば、新型コロナで亡くなる方って・・・ほぼほぼいないと私は思っています。少なくともこれまでは、私がかかわったコロナ患者さん、死に至った方はおられません。今後も、誰も死なせない覚悟でいます。(しかし、超高齢者は厳しいですけれどねぇ）

その2件の往診を増やしたら、日常の訪問診療、一件はみ出て時間内に行けなくなってごめんなさい、後日行きますねとなりました。

ホント、最近、毎日がやりがいの塊です。生活そのものがリゲイン状態です。頭の中にいつも「黄色と黒は勇気の印♪♪24時間戦えますか♪♪ビジネスマン♪♪ビジネスマン♪♪ジャパニーズビジネスマン♪♪♪」　と、この曲が頭の中でくるくる回っておりまする。

【懐かCM】 三共リゲイン　CM総集編　-勇気のしるし篇- 【全15種】

新型コロナと他疾患の合併

新型コロナ陽性の方が他疾患を合併されると、本当に厄介です。

入院がなかなかできません。

先日から、新型コロナ陽性＋心因性ショックで失神→入院出来ず　何とか経過観察で対応

新型コロナ陽性＋気管支喘息→入院先を探すのに救急隊が保健所に連絡するも、電話がつながらず、そちらからホットラインで探してくれと言われる。（奈良県は、医療機関と保健所のホットラインが2月になって出来ました。）ホットラインを使って保健所に連絡をしたら「救急隊と連絡がつきましたので、直接救急隊と交渉します。」と、言われる。しかし、その10分後に救急隊から「探していただけましたか？」との電話あり。経過を説明するも「探していただけなかったのですね。」と、不満そうでした。救急隊と保健所間の連絡にも是非ホットラインが必要です。保健所の指令が無いと救急車は動けないのですから。

昨日、色々とあった合間に、一昨日新型コロナ陽性と診断した60代男性から電話がありました。「左下腹部の強い疼痛があり、その後普通便排便、そのあと、下痢、血便が続いている。」下痢、血便は数十回との事でした。症状からは虚血性大腸炎が強く疑われます。普通なら、即刻入院していただき、点滴しながら様子を見ていただくのですが・・・現在の奈良県、殆どの病院で新型コロナのクラスター感染が発生しており、新規の入院患者をとってくれる余裕がほぼ無いと思われます。加えて、新型コロナ陽性の患者なんて・・・・実際に近くの病院の地域連携室に事情を聴いたのですが・・・そこの病院は全く無理。思い当たる病院も全て無理ではないかとの事でした。

それで、患者さんには、「虚血性腸炎だと思われます。多くの場合、在宅で食事に注意して経過観察していただければ数日で回復します。もし、症状が悪化する様なら、24時間電話では対応できますので、電話してください。」と、説明し、ホスミシン、ビオフェルミン、トランサミンを処方して帰宅していただきました。

虚血性腸炎の発症理由にストレスがあります。

この男性、新型コロナ感染に、相当に強いストレスを感じられたのでしょうか。重症化されないことを祈ってやみません。