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茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

『アインシュタインの目』

2009年05月28日 | Weblog
お茶の新芽が2週間かけて育つ様子が
早送りで映しだされていました
ゆっくりと芽を出し
にゅくにゅくと伸び
ういういと一芯二葉が揺れる様子
そして
適摘の日から
どんどんこわ葉になっていく様子が
葉の色の変化も堅さの変化も
しっかりくっきり見ることができました
カメラってすご~~~い

また、急須の蓋の穴が後ろの時と前の時と
抽出されるお茶にどんな違いがあるのか
急須の中で起こっていることが
ばっちり確認できて
長年の疑問が解決しました
穴は後ろの方がほんの少しですがお茶がよく出るのです
カメラってすご~~~い

さらに、お湯の温度によって
テアニンとカテキンの抽出度がどのように違うのか
撚れた葉がほどかれて栄養素が溶け出していく様が
色の違う帯になって見えました
カメラってすご~~~い

「職人のミクロ単位の技など
 人の眼や耳では通常とらえることができない世界を
 1秒間に5000コマ撮れる超ハイスピードカメラ等で映しだし
 物事の真相に迫る」という番組
NHKでお茶をやるよとメールをいただいたものの
うちのテレビでは見られない・・・
車飛ばしてみてきた甲斐がありました
なんか文化的差別を受けているようだわとひがみつつ
画面いっぱいに映しだされるお茶の姿に感動していました

でも
この天気だと茶葉はこれくらい伸びるとか
摘み時はいつかとか
お湯の温度はどのくらいがよいかとか
急須の蓋の穴はどこがいいかとか
答えは何百年も昔から
みーんなわかっていることです
人が
よく観ることで得てきた情報を
今、科学が証明をしてくれている
カメラもすごいけど
人ってやっぱり本当にすごいと思いました
そして
おいしくお茶が出るための適当な時間や温度を
巧みに手前の中に組み込んだ煎茶道に
あらためて粋だなあと感じました

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