生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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宮崎監督についてのプチディベート

2013-09-08 | 音楽・文学・美術・芸能

先日、以下のようなツイートをし、
マイミクさんとプチディベートをしたわーい(嬉しい顔)
「つぶやき」だとすぐに流れてしまうが、
議事録的に保存しておきたかったので、日記にまとめてみるえんぴつ

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宮崎監督の作品は、大好きなものばかりなのだけれど、宮崎監督がどうしても好きになれないというジレンマ……。(部下が風邪を引くと怒るらしい、ビジネスのことで怒鳴ることがあるらしい……という点が「社畜」っぽいから)。
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すると、こんな反響があった。

宮崎監督は、決して企業や経営者の味方ではないし、
東映動画時代はバリバリ労組の幹部だった。
だから、「社畜」なんかではないのではないか。

クリエイターの世界は、過酷で理不尽な面もあるが、
会社を利用し技術を盗んで、一人前になれば巣立っていける。

問題となってるブラック企業では、そういう夢がまったくなく、
「食べるために働く」ことのハードルをわざわざ上げて、
世の中を息苦しくするものだ、という意見であった。



たしかに監督は、、
一般に非難の対象となる「社畜」とは一線を画するから
私のツイートは不正確だったと思う考えてる顔

「がんばって一流のアーティストになりたい」という人には
とてもよい師匠になるというのは事実だろうぴかぴか(新しい)

一方で、「絵が得意だから」とアニメ業界に就職したけれど、
「仕事で自己実現してやろう」という高い志を持っているのではなく、
ゆる~く愉しく食べていけさえすればいい、
と考えていた人の場合、どうなるだろうか。
(そういう人の方が多数であると考える)

後者の人にとって監督は、
ブラック企業のWと同じくらい脅威になってしまうのではないかげっそり
という点が気になる点である。

どんな業界・職種であれ、
「命をかけて取り組む人以外はいらない」という暴論は、
許されるべきではないと思うのだ。


ものすごい使命感に燃えているときだったりすると、
熱が40℃あっても、体調が悪いことにすら気がつかない、
ということももちろんある。

でも、そんな使命感に燃える素質を持った人はごくわずか。
ほとんどの人は、風邪を引けば相当しんどいのだバッド(下向き矢印)

そんな、病気で苦しんでる人に対して、
いたわりの声をかけるよりも、
「ビジネスが遅れる」ことを気にして怒るという行為は、
どうしても支持することができない。


また、いくつか前のブログでも書いたけれど、
日本人は、ビジネスのことで、いい大人が
声を荒げたり怒鳴ったりすることが少なくないが、
それは、とんでもなく幼稚で野蛮なことだと思うふらふら

まるで、リレーで負けた幼児のチームで、
しくじったチームメイトを激しく罵ってる光景と
なんらレベルが変わらない気がするのだ。


宮崎監督の作品は、どれも大好きである。

だがそれらの作品が、過酷な労働によって支えられてると思うと、
映画を見ていいものなのか、複雑な気分になってしまう。

まるで、ある製品が
途上国の児童労働によって支えられてることを知ってしまったときのように。



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