台風10号本体の雲は、屋久島の高い山に当たり、
短時間で形が崩れてしまいました。
しかし、それでは終わらないのが
今回の台風の厄介なところ……。
台風10号は形が壊れてからも猛威を奮う
「ガラスの破片型」の台風と言えましょう。
台風の循環に伴い、
南から非常に湿った暖かな空気(赤道気団)+南海上の積乱雲を
次々と呼びこみ、太平洋側で大雨傾向が続いています。
南海上の積乱雲は
①上陸したとき
②山を登るとき
などに急発達することがあるので特に恐れられます。
しかも、今回は大気の状態も不安定。
積乱雲の急発達が起こったところでは、雷が鳴ったりしています⚡
なお一時「台風消滅」がtwitterのトレンドになったりもしましたが、
まだ台風10号は生きています
広範囲でこんなにボコボコ積乱雲が湧くのは、
通常の状態ではない(「赤道気団」が入り込んでいる)し、
反時計回りの循環も維持されています。
たしかに風速が弱まってきたことは否めないので、
近日中に熱帯低気圧に変わるでしょう。
台風の最期として
①温帯低気圧になる
②熱帯低気圧になる
の2パターンがあります。
寒気が流れ込んで構造が変わるのが①、
風速が弱まって17.2mを下回るのが②。
今回は②パターン。
風は弱まるが、依然として熱帯の空気(赤道気団)を伴い続けるので、
雨に注意が必要なことは変わりありません。
江戸川区では、またライ様⚡が鳴り始めました。
今後の最新情報にご注意ください。