ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

JBL L52 classic いいな~+α

2024年01月27日 | オーディオ

■ この記事の内容

 

 ・ 筆者が未所有・未試聴の機器について妄想を語る記事。

 ・ スピーカーのway・ユニットの話。

 ・ まとめ

 

 

 

■ JBL L52 classic いいな~

 

 

 買えないひよこがアレコレ書くコーナー。 今回は『JBL L52 classic』です。 レコプレ導入以来、またオーディオ熱が再燃してしまい、コチラの機種も居間のJBL4312M(ミニタイプ)のリプレースとしてどうかな??と考えているところ。 …いや、あくまで妄想しているだけ、試聴すらしていませんですw

 

 このL52が含まれる『JBL L classic』シリーズは2021年発表。 同シリーズに『L82』と『L100』があります。 ちなみにL82とL100は2024年1月現在、ネットワークを改良したとする"MkⅡ"にグレードアップしています。 シリーズは1970年代に好評を博した(らしい)『L100 century』の復刻版的位置づけのシリーズとの事で、復刻なのは外観印象や音質傾向だけで、中身は現代設計で生まれ変わっているのでご安心を。

 

 

 

■ L52に惹かれたトコロ

 

 ・ JBL4312Mと近似のコンパクトサイズ

 ・ 印象的なホワイトコーンウーファー

 ・ SONYスピーカーとは違う音色の味付け?

 

 本体サイズ、高さ330mm・幅196mm・奥行216mmはTVラックの上にも置けるコンパクトサイズ。 オーディオに本腰を入れるつもりではなくとも気軽に置けるサイズだと思います。(別途オーディオアンプが必要なのでホントは気軽じゃないですがw) 価格は2024年1月現在、希望小売価格ペアで約13万円なのでこの点も"割と"お財布に優しいです

 

 JBLと言えば『ホワイトコーンウーファ』。 ウーファユニット中央のキャップが黒色なのが対照的で目を惹きますね。 本体の側面・上下面の木目調突板なども、デザイン的に所有欲を満たしてくれます(笑)

 

 L52は未試聴で音質は不明ですが…。 JBLの音作りと言えば、押出しは強くないけど量感がある低域音(個人評)。 SONYとは大分性格が違います。 この低域音は"サブウーファ無しのホームシアター"でJBL4307を使っていた際にはボワボワ感を感じてやや不満要素でしたが、一般的な音楽鑑賞では嗜好の違いとして十分楽しめます。 ここら辺は食事の好みと一緒ですね、いつも似たような味付けでは飽きてしまいますから…(汗)

 

 

 

■ L52のここが微妙…??

 

 ・ 2way

 ・ 再生上限周波数

 ・ 音圧85dBと4Ω

 ・ 特異な表面形状のサランネット(笑)

 

 3way信者のひよこにとってL52の2wayはちと不満かな…。(1つ上のモデルであるL82も2wayとは…) でもL52は割と小型のスピーカー…ニアフィールドリスニングor andイージーリスニングを想定した機種でしょうし、2wayが音量・音質とコストのバランス的に妥当という事なのでしょうか。

 

 再生周波数の上限が24,000Hz(24kHz)となっています。 これより上位のモデルのL82やL100は40,000Hzを公称しているので『なぜ??』な部分ですね。 高域を担当するツイーターの形状は上位モデルと似ているんですが…、型番は違うモノのようです。(…もしかして測り方がちがうのかな??汗) 人間の耳には20,000Hz以上の音は聞こえないとは言え…、多くの機種で採用されている周波数範囲『40-40,000Hz』(近似)は、"何故か人が心地よく聞こえるスピーカーの周波数範囲"と半ば常識な風説(?w)にもなっているので…気分的残念な部分です。

 

 音圧85dBと4Ωは適合するアンプ選択を狭めてしまう心配スペック。 音圧89dBのJBL4312Mと比較すると、これまでよりもボリュームを上げないといけなくなります。 しかし、ボリュームを過度に上げると音に歪が乗りやすくなりますし、4Ωなのも相まって余計にアンプが過電流状態になりヘタレやすくなります。 現実的には実用音量内では電気的危険性はありませんけども、4Ωに対応するアンプというと高価になってきますし、アンプの対象Ωを外れると厳密には音質の変化も起こってきます。

 

 サランネットは繊維素材ではなく、スポンジをブロック型に加工した特異なモノ(笑) そしてお色の選択肢も、黒色はいいとしても、他はオレンジとブルーというアバンギャルドなモノ。 このサランネット造作は過去のL100 centuryに倣った形状ではありますが…、人を選びますね(笑) もし導入できたとしてもサランネットは取って使おうと思います…w

 

 

 

■ 蛇足 スピーカーのway数・ユニット数

 

 スピーカーの音を作り出している部分、ユニットと呼ばれる円形部分の数や大きさは製品によって様々です。 PC用の小さいアクティブスピーカーだと片側1個、本格オーディオの大きいスピーカーなら片側で大小3~4個ほどあるのが一般的ですね。

 

 この"ユニット"へ音の周波数をより分けている系統数のこと"way"といいます。

 

 なぜ周波数を分けるかと言うと、ユニットの振動板の口径・材質・硬度によって出しやすい音の周波数が物理的に決まっているためです。 この"出しやすい周波数"から外れた音を出そうとすると、歪が大きくなりノイズ・違和感となって音を濁します。 そのためオーディオ用のほとんどのスピーカーは複数のユニットを持っているんです。

 

 では、wayやユニット数が多いほど音質に有利なのかというと…、効果的なのは広い部屋で大音量で聞く場合。 広い部屋を音で満たそうとすると当然音量が上がっていき、1~2wayだと音を歪み無く発音できる領域をオーバーし始めます。 その歪領域部分が極力出ないようにするため、"ネットワーク"と呼ばれる機構で周波数を選り分け、way・ユニットに分割担当させることで各々が補い合う設計となっています。

 

 逆に低wayが劣っているかというと、そんなことはありません。 "低音量"で聞くのであれば歪は大きくならず、イヤな音を感じなくなります。 先ほど一例に挙げたPC用のスピーカーは、リスナーまでの距離が近く(1m以内)、人の声用・イージーリスニング用でもあるので再生音は狭領域・低音量です。 よって歪が人間の聴覚の検知不可能域に留まるため、1way 1ユニット(フルレンジスピーカー)で十分という判断がなされているのです。 ユニット数が少ないことはコスト的にも有利。 内部回路を簡素に出来るので素性が良く、比較的安く手に入れられたり、質の良いユニットを搭載することができます。

 

 

 

■ しかしL52 classicは、2way…

 

 今のところL52(とL82)導入に二の足を踏む心理的理由はこれですね。(もちろん金銭的には買えませんw) 天下のJBL設計ですから、歪など極小なハズですし、信頼していいんでしょうけど…。(というかまず試聴に行こうww)

 

 実は(?)、ひよこが3wayスピーカー信者なのには信仰以上に現実的なことがあって…、主にリビングのオーディオを使っているウチの家人の耳が良いこともあるせいなんです(笑) リビングのスピーカーを一時SONY SS-CS5に替えた際も、出音だけで機種変更したことを即察知されただけに留まらず(このくらいなら誰でも気が付くかな?w)、SS-CS5が実質『フルレンジ+スーパーツイーター』構成なのを(専門用語を交えず)指摘されてしまいました(笑) 現用のJBL4312Mは可聴域内の周波数を3分割するある意味贅沢な方式、その設計思想に長らく浸っている人が2wayで満足できるかな??という心配があるんです。

 

 今回は以上です。 …なんだか製品の紹介というより愚痴や悪評を書いただけのような…(笑) 今のところ購入は見送りになりそう…。 ですが、もし試聴する機会がありましたら続報をしたいと思いますので期待せずにお待ちいただければと思います。

 

 

 

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